未払い残業代を求め裁判を起こしたところ、契約更新のタイミングで雇用の継続を拒否されたとして、大手タクシー会社「国際自動車」(東京都)で働いていた60〜70代の社員ら12人が地位確認などを求めていた訴訟の判決が6月14日、東京地裁であった。春名茂裁判長は、提訴を理由とした雇い止めなどは「裁判を受ける権利」(憲法32条)の侵害だとして、会社の行為を違法だと判断。計約4000万円の支払いを命じた。内訳は働けなかった期