労災問題で悩む人などを対象に弁護士や医師といった専門家が電話相談に応じる「過労死110番」が1988年6月に始まってから30年。今年も6月16日に全国一斉相談を実施する。電話相談を運営してきた過労死弁護団全国連絡会議の川人博弁護士は「まさか30年も続くとは思わなかった」と振り返る。現在もなお、日本の社会問題となっている過労死の実態が、相談から浮き彫りになる。●6月16日に「全国一斉相談」実施1988年6月から先月末まで