働き方改革の一つとして、政府与党が今国会で成立を目指す労働基準法改正。その中に、「裁量労働制の拡大」が含まれていることに対し、ブラック企業問題に取り組む弁護士や研究者などで構成する「ブラック企業対策プロジェクト」は1月25日、東京・霞が関の厚生労働省で会見し、長時間労働や残業代不払いの増加への危惧を表明した。裁量労働制とは、業務遂行の手段や時間配分などが大幅に労働者の裁量にゆだねられる業務について、