「今朝10時に無事納品できました!」。東京都内のIT企業課長のKさんは、部下から誇らしげにそう報告をされ、嫌な予感がした。納品したものは、あるクライアントが3日前に「急ぎでやってくれ」と、依頼された調査資料だった。人手も足りておらず、本当は断ってもよかったのだが、部下の「大丈夫です。何とかします」という言葉に、「どうせ間に合わないはずだが、1日遅れくらいなら大丈夫なはず」という算段もあって、クライアント