良いか悪いか、上手いか下手か、楽しいか苦しいか、好きか嫌いか。自分は勝者か敗者か、美しいか醜いか、富んでいるか貧しいか…。人は対立する2つの枠に当てはめて判断を下したり、自分の立ち位置を決めたりしていることが多いものですが、はたして答えはその2つのどちらかだけなのでしょうか。「両忘」という禅の言葉があります。物事を2つに分けて考えることを忘れよ、という意味の言葉です。自分の考え方や評価・立ち位置など