「ミランの株式に関して、フィニンヴェストは常にその立場を繰り返してきた。クラブは、これ以上噂にコメントすることは考えていない」

ミランのクラブ売却に再びスポットライトが当てられている。タイの実業家ビー・タエチャウボル氏による買収話だ。ミランは否定をしておらず、親会社フィニンヴェストのスポークスマンが「ノーコメント」と述べただけだ。

報道によると、タエチャウボル氏は5日、極秘裏にシルヴィオ・ベルルスコーニ氏と会い、4、5年後に過半数を得るためにまずは25%の株式を取得する形でクラブに入る合意に達したという。約2億5000万ユーロ(約328億6000万円)での合意とされている。

フィニンヴェストは先月すでに、クラブ株式の過半数の売却には関心がないと明確にし、合意を否定している。

アドリアーノ・ガッリアーニ代表取締役は7日、『Sky Sport』で次のように述べるにとどまった。

「ミランに関して話すのはミランではない。対象になっているときは、その対象が話すことはできないっよ。ミランはミランのものではなく、29年前からシルヴィオ・ベルルスコーニのものだ。だから、どんなコメントも私ではなく、フィニンヴェストがするものだよ」