光回線とスマホのセット割引、お得なキャリアはどこ?モデルケースで検証
●家族でまとめて契約するとどうなる?
次に、家族で同一の携帯電話会社を使用しており、光回線とのセット割引を活用した場合をシミュレーションする。この場合、契約者は合計で15GBになるデータ通信定額プランに加入しているものとする。
まず、NTTドコモの「ドコモ光パック」は、家族の人数に関係なく契約するデータ通信量に応じて割引額が決定されている。15GBの場合は毎月1,800円で、家族でシェアする「シェアパック」を利用していたとしても、割引が適用されるのは代表回線のみとなるため、家族の人数が多いほどひとりあたりの実質割引額は小さくなっていくということになる。ちなみに、「光★スマホ割」は毎月1,350円を1年間割引くというプランだが、対象がMNP・新規での契約者のみのため、対象となる契約者は多くない状況だ。
「スマート値引き」は「auスマートバリュー」のプランと同様で、個別に5GBプランを選択すると家族全員に対してそれぞれ割引が適用される。3人家族(5GB×3契約)の場合は、ひとりあたり1,410円、3人の合計で4,230円が割引となる点は、KDDI(au)と同様。しかし、4人家族(5GB×2契約、2GB×2契約)の場合には、2GBプランの割引額がKDDI(au)よりも少ない463円となるため、合計割引額では3,746円とKDDI(au)よりも少なくなる。
以上の比較から、家族で契約している場合の割引プランについても、金額面・適用期間ともにKDDI(au)が優位という結果になった。特に気になるのがドコモの割引体系で、各社が「家族で契約をまとめて得をしよう」とアピールする中、代表回線へのみの割引適用で家族が増えるほど実質割引額が少なくなっていくという内容には、契約者のメリットがあまり感じられない。
このように、各社の料金体系を比較してみたが、並べてみると各社にそれぞれ特徴や違いがあることがよくわかった。先行してサービスを開始したKDDI(au)の割引プランにドコモは足元にも及ばず、ソフトバンクも追従しきれていないという点に驚かされるが、今後も各社割引プランの拡充などを検討することが予想される。各社が一斉に情報発信を開始した“光セット割“だが、検討にあたっては自分が毎月どれくらいデータ通信を行っているか、シェアできる家族がいるかどうかなど、各社の適用条件をよく確認して、最適なプランを選んでいただきたい。(編集担当:サーチナメディア事業部)
※「ドコモ光」の適用条件の記載に一部誤りがありました。お詫びして訂正いたします。

