過去にスピード違反のキムタクが“トヨタCM”を継続できるワケ
TOYOTA・カローラフィールダーのCMに話題が集まっている。
トヨタウンの市長・木村拓哉(42)がカローラを飛ばし、バスケットボールで次々ゴールを決めていくというストーリーもの。
「いいアイデアはアウトドアでよくひらめく。仕事と遊びを切り替えるのはもう古い。僕はカローラでオンとオフをハイブリットする。人間の脳は会議室よりも体を動かした時のほうがよく動くんです。僕は遊んでいるように見える時が一番仕事している時かもしれませんね。フフフ……」
という“キムタク節”がさく裂し、とりわけ女性に人気があるという。
キムタクのベストジーニスト賞殿堂入りにかけて、カローラもジーンズモデル(非売品)を作成するほどの熱の入れよう。その甲斐あってか、キムタクは2014年のベストジーニスト賞を獲得している。
しかしキムタクといえば、2012年に2度目のスピード違反で免許停止の処分を受けている。このニュースを大手メディアは報じることはなく、一部週刊誌とスポーツ新聞だけが取り上げるにとどまったが、なかった過去とされているのか。
小栗旬に取って代わられた1年間当時、トヨタの広報はデイリースポーツの取材に対して、
「2度とも代理店を通じて報告を頂いております。私どもとしては交通ルールの違反は誠に遺憾」
としながらも、CM起用に関しては本人の反省をふまえ、
「今の時点では放送中止や契約打ち切りなどは考えていない。継続します」
と語っている。とはいえ、トヨタは緊急措置として2012年5月から1年間、キムタクを事実上の降板に。小栗旬がキムタクに取って代わって同CMに起用されたのだった。
「イメージを何より重んじる広告の世界で、商品と関連するスピード違反は致命的。キムタクといえども“お咎めなし”とはいかなかった。場合によっては違約金が発生してもおかしくはないケースです」
と広告代理店社員は語る。
しかし2013年8月、キムタクは見事に返り咲く。その理由について、代理店社員はこう語る。
「キムタクの女性人気は衰えないんです。夏に放送された『HERO』も最高視聴率26.5%と最近のドラマでは類をみない仕上がり。今回のCMでも炸裂している“キムタク節”が、まだ世の中に刺さることが証明された格好です。その路線で作られたカローラフィールダーのCMはインパクトの強さから、名作とまで言われるほど。寛大な処分をみるにつけ、彼を他社に取られたくないトヨタの必死さがうかがえます」
42歳にして、相変わらずの女性人気と高いイメージを保つキムタク。さすがはジャニーズの顔、面目躍如といったところか。
(取材・文/大伯飛鳥)