写真提供:マイナビニュース

写真拡大

経済界はこのほど、書籍『9割の人間は行動経済学のカモである』を発売した。著者はアサツーディ・ケイ シニアプランニングディテクターの橋本之克氏。価格は1,470円。

人間はこんなにも損をしたがる動物なのか。同書によると、行動経済学とは「売る側に都合の良い『判断や行動』を起こさせる」儲けるための学問、つまり「1割のカモる人間になるための学問」だという。同書は、パズドラの大ヒットから、イチローのメンタル、AKBの社会現象まで、最新事例を元に「ビジネスや日常生活にもツカえる行動経済学の知見」(橋本氏)を紹介。非合理な心を掴み、合理的に顧客を動かす方法を解き明かす。

主な内容は、「第1章 行動経済学は人間を意のままに動かす最強の学問」、「第2章 1割の人間は『プロスペクト理論』を知っている」、「第3章 犯した過ちはすべて『ヒューリスティクス』にある」、「第4章 『フレーミング理論』活用の儲かるビジネス」、「第5章 『時間選好』を知ったら、もっと儲けられる」など。

著者の橋本之克氏は東京工業大学社会工学科卒業後、大手広告代理店で消費財のマーケティングを担当。1995年日本総合研究所入所。1998年アサツーディ・ケイ入社後、金融・不動産・環境エネルギー業界を中心にマーケティング戦略やブランディング戦略のプランニングを行う。心理的バリアを払拭することで購買や契約に結び付ける顧客心理を把握したマーケティングが得意(経済界)。

(御木本千春)