24日放送、日本テレビ「アナザースカイ」では、日本代表・遠藤保仁が出演。高校時代にサッカー留学をしたブラジル・ソロカーバを紹介した。

鹿児島実業時代、17歳だった遠藤は「休み時間に先生に呼ばれて“お前、ブラジル行ってこい”って言われて」と、ブラジルのプロチーム・ECサンベントへ1ヵ月間のサッカー留学を決めている。再び同地を訪れ、懐かしそうに当時の練習場やホテルを巡った遠藤は、現地で、そして番組スタジオで自らのサッカー観を語っている。

ボランチというポジションについて、「昔なかった。僕が高校の時に注目され始めた。ボランチは舵取りという意味。小さい時は点獲り屋だったんですよ。それがだんだんおりてきて中学校くらいから今のポジションですね。サボり癖が付いちゃって、どこが一番楽かなと思って選んだのがボランチ。でも、ゆくゆく一番重要だなっていうのも分かった」と振り返る。

また、海外クラブでプレーしてみたかったかと訊かれれば、「まあ、チャンスはありましたよ、何度か。行こうかなと思う時もありましたけどね。行かないで代表とかずっと入りながら成長していければ一番いいですし。証明といったら変ですけど。下の世代が国内にいてもやれるんだって」と海外クラブに行かなかった理由を説明、「好きだから離れなかったんでしょうね」「ガンバ大阪っていうクラブをもっと大きくしたい」とガンバ愛を強調した。

さらに、W杯組合わせ抽選会をブラジルのカフェで見ていた遠藤は、日本の対戦国が決まった瞬間「どうなんですか?これは」と苦笑い。改めて感想を訊かれれば、「いいと思います。どこに入っても厳しいのは間違いないんで、いいとか悪いとか、あんまない気がします」と所感を述べつつ、今年34歳、集大成となるサッカー人生について、「年も上になりましたし、若い選手の手本にならないといけないのは間違いないんですけど。全く思わない、若いやつに全然負けようとは思わない。ポジション譲る気はさらさらないですね。もっと自分が強くなりたい。上手くなりたいって思いますし、まだまだ半人前」と語った。