今回は、世界中の翻訳家の中から案件に適した人材に依頼が出来る、翻訳のクラウドソーシングサービス「Conyac(コニャック)」の運営会社・株式会社エニドアの広報・PRを紹介したいと思う。

■語学が出来ることと翻訳が出来ることはイコールではない

「Conyac」とはそもそもどのようなサービスなのか簡単に流れを説明すると、まず依頼者が翻訳したい文章を入力して言語を選択すると、登録している翻訳家にその文章が一斉配信される。そして翻訳家がその中から自分が得意とする内容を選んで翻訳をし、依頼者に翻訳文を届けるという仕組みだ。

「Conyac」は2009年に個人向けの翻訳サービスとして立ち上がったが、その後法人でのニーズも高まってきたことから2012年には法人向けサービスも開始。現在個人向けは約60か国語、法人向けは4か国語に対応している。



今までにも自動翻訳や翻訳家仲介などのサービスはあったが、クラウドソーシング的な翻訳サービスは同社によると国内外含めてほとんど無いという。元々創業者の山田尚貴氏や小沼智博氏は留学経験があることから、知り合いから翻訳を頼まれることも多かった。しかし翻訳する分野の知識が無ければ語彙やニュアンスが違っていたりすることも多いため、語学が出来ることと翻訳が出来ることはイコールではない。そこでもっと気軽に、最適な人に翻訳を依頼するやり方はないだろうかということで、この仕組みにたどり着いた。

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