今日もボストン・レッドソックス=BOSの上原浩治はトロント・ブルージェイズ相手に1回を投げて無失点。安打も許さなかった。
そういや、いつから失点していないのか、調べてみることにした。
上原はテキサス・レンジャーズ時代の昨年6月、右広背筋を痛めてDL入りしたが8月26日に復帰した。えんじ色はそれ以降のレギュラーシーズンの戦績。青字でスプリングトレーニングの成績も加えた

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8/31のクリーブランド・インディアンス=CLE戦の9回、カルロス・サンタナに二塁打を打たれ、続くケイシー・コッチマンに2ラン本塁打を打たれてから、上原は投げた試合で走者を一人も本塁に返していない。

2012年は14試合連続で自責点0のままシーズンオフに。BOSに移籍した今年は、スプリングトレーニングの10試合でも無失点。シーズンが始まってからの2試合も含めれば、26試合連続で抑えきっている。

それだけではない。この間、走者はたったの6人しか出していない。四球はわずか3個。

復帰後の2012年の投球に対するストライク率は71.5%だったが、2013年は85%を超えている。
ボールを投げることさえ珍しくなっているのだ。

球のキレが素晴らしく良い上に、コントロールが抜群。さらに度胸も満点。すごい数字になっている。

もともと上原はNPB史上で最も制球力のある投手だった。MLBに移籍してもトップクラスを維持しているが、さらに磨きがかかった感がある。

BOSは新クローザーのハンラハンが好調だ。今日は本塁打を打たれたが田澤も元気。ベイリーもいる。そしてぴか一の上原も。
チーム再建中ではあるが、意外にやるかもしれない。