21日(月・現地時間)、UFCよりUF155「Dos Santos vs Velasquez」の追加カードが3試合、発表となった。

フォレスト・グリフィンとフィル・デイビスのカードが2日前に発表された2012年掉尾を飾るイベントのプレリミナリーで組まれることとなったのは、フェザー級のエリック・コク×リカルド・ラマス、バンタム級のエディ・ワインランド×ブラッド・ピケットとエリック・ぺレス×バイロン・ボラッドワースの3つの軽量級マッチ。

既に世界ライトヘビー級選手権試合を含む5試合のメインカードが発表されているが、コクとラマスの試合など十分にメイカードに匹敵する注目の顔合わせといえる。7月、そして10月とフェザー級王者ジョゼ・アルドとの対戦が決定していながら、最初はアルドの2度目の負傷でタイトル戦をフイにしたコクは、結局チャレンジャーの座をフランク・エドガーに奪われる形で、ラマスという厳しい相手を迎えることとなった。

ラマスは6月に日本期待の日沖発をギロチンで追い込んで、一躍タイトル戦線に顔を覗かせたファイター。両者とも打撃もレスリングも強く、戦績もコクはWECから通算で5勝1敗、ラマスが5勝2敗と非常に似通っている。

KOパワーはコクがやや上回るものの、間合いを外す打撃やカウンターのギロチンなど、ラマスも巧妙さで十分に対抗できる。このフェザー級の好一番はアルド×エドガー戦の挑戦者になる見込みが高いマッチアップだ。

一方、バンタム級のピケット×ワインランドもコク×ラマスに負けない、顔合わせといえる。ユライア・フェイバー&ジョセフ・ベナビデスのチーム・アルファメール勢に連敗を喫したものの、スコット・ヨルゲンセンからしっかりとTKO勝ちできるワインランドと、ワンパンチKOが復活したピケットのソリッドかつシュアなパンチャー対決。KO必至とみられるからこそ、実のところのオールラウンダー振りが勝敗の鍵を握ってきそうだ。
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