2012年9月22日(土・現地時間)、カナダ・トロントのエアカナダ・センターでは、UFC152「Jones vs Belfort」が開催された。

9月1日(土・同)、ラスベガスで開かれる予定だったUFC151「Jones vs Henderson」がまさかの中止となり、8月11日(土・同)、コロラド州デンバーのペプシ・センターで行われた、UFC150「Henderson vs. Edgar II」以来のイベントとなったUFC。そのメインイベントでは、UFC151からスライドする格好で、UFC世界ライトヘビー級王者ジョン・ジョーンズが参戦を果たし、ヴィトー・ベウフォートの挑戦を受けた。

リョート・マチダがジョーンズ戦を回避したことから、挑戦権を得ることになったヴィトー。王者有利の声が大多数を占める中、迎えた初回、ガードで下になった状態から、ケージを蹴って体勢を変えると腕十時で王者の右腕を伸ばした。ここは、ジョーンズが強引に外していったが、あわやのシーンに場内は大歓声に包まれた。

2Rにも、下から三角絞めを狙ったヴィトーだが、徐々にペースを上げていった王者は、サイドキックをヴィトーのボディに叩き込むと、これが効いたヴィトーはしゃがみこみ、そのままガードへ。4Rに入ると、距離を詰めたジョーンズがテイクダウンから、エルボー、すぐさまアメリカーナ・アームロックを極め、終わってみれば貫禄の一本勝ち。王者が4度目の防衛に成功した。

また、セミファイナルで行われた、UFC世界フライ級王座決定戦=デメトリウス・ジョンソン×ジョセフ・ベナビデスの一戦は、一進一退の攻防から、試合終盤=チャンピオンシップラウンドに突入すると、ベナビデスがパンチでジョンソンの姿勢を崩すも、反撃に転じたジョンソンはベナビデスから立て続けにクリーンテイクダウンを奪い、僅差のスプリット判定で試合を制している。
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