JAXA宇宙飛行士・油井亀美也氏「宇宙人はいる。会えるかどうかは私たち次第」
歴史エンタテインメント専門チャンネル「ヒストリーチャンネル」は8月3日(金)〜8月19日(日)、東京・丸の内の丸ビル1階マルキューブほかで開催中の「有人宇宙開発ヒストリー展in 丸の内」に特別協力し、オリジナル番組を多数上映している。
上映を予定しているのは、現在放送中の人気シリーズ『ザ・ユニバース〜宇宙の歴史〜』やJAXA協力によるレギュラーミニ番組『宇宙人(びと)』、特別番組『日本宇宙開発史〜挑み続けた男たち〜』のダイジェスト版といった、宇宙のロマンあふれる番組など。
丸ビル1階マルキューブでは、国際宇宙ステーション・「きぼう」日本実験棟の実物大イメージモデルを展示し、「きぼう」の意義や役割を学べるほか、開発ヒストリーや日本人宇宙飛行士の活躍実績などのパネルも展示されている。
開催を記念して、JAXA宇宙飛行士の油井亀美也(ゆい きみや)氏を招いたトークイベントが8月10日、東京・丸ビル1階の展示スペースで行われた。
油井氏は防衛大学校理工学専攻卒業後、防衛庁(現 防衛省)航空自衛隊に入隊。
2009年2月、防衛省航空幕僚監部のパイロット時、日本人宇宙飛行士候補者として選抜される。
2011年7月ISS搭乗宇宙飛行士に認定。
現在日々訓練に励んでいる油井氏に話を聞いた。
――展示品をご覧になっていかがですか。
わかりやすくまとまっているなと思いました。
実は、昨日こっそり見に来てたんですよ。
写真なんか撮ったりして楽しく見学させていただきました。
スタッフの方に場所を尋ねてパンフレットをもらいました(笑)。
自分の経歴や写真を見るのは恥ずかしいので、基本的には他の方々をメインに見学しました。
――「きぼう」の1/1スケールも精巧に作られていますよね。
そうですね。
細部を見れば違う部分はありますけど、子どもたちがいっぱい触ってみたり、遊べるようになっていたりするのはいいですよね。
それで興味を持っていただいて、宇宙飛行士とか天文学者とかを目指すきっかけになればいいなと思います。
昨日プライベートで来たときも、お子さんたちがたくさん遊んでいましたよ。
――それでは、まず宇宙飛行士になろうと思ったきっかけを教えてください。
私は長野県の小さな村に生まれたんですけど、そこはやっぱり星がすごくきれいに見えるんですよ。
小学校3年生ぐらいのときに、その星空を眺めていて宇宙に興味を持ちました。
あんなところに行けたらいいなとか、研究したいなとか思って、それで宇宙飛行士か天文学者になりたいと思ったんです。
それから両親も本や天体望遠鏡を買ってくれて、観測したりしていました。
――誰しも小さい頃に夢は抱きますが、大半の人が現実を知って諦めてしまいます。
私も変わったりしているんですよ。
防衛大学校に行って自衛隊に入った時点で、宇宙飛行士や天文学者の道はなかったので、私も諦めざるをえなかったんです。
そこは非常につらかったですね。
ただ、そのときにいい先輩がいて、『お前が悩んでいるのはわかるけれども、そこで何もやらなかったらお前の将来の道は狭まっていく。
がんばればお前の知らないところで道は開けていくんだから』と声をかけてくださったんです。
そこから諦めずにがんばりました。
――周囲の反応はいかがでしたか?無理に決まっているだろうと言われました(笑)。
でも、がんばっているのを見てくれたので、選択する余地はいっぱいあったんです。
そこで自分のやりたいものがいくつもある中、自分の一番好きなものを選べるという状況になっていたので、本当にその時その時がんばっているのが大事なんだなと思います。
――現在、きびしい訓練が続いていると思いますが、これまで最も印象に残っている訓練は何ですか?船外活動の訓練で、宇宙服みたいなものを着て大きなプールに入るんですけど、それは楽しくもあり、大変でもありました。
上映を予定しているのは、現在放送中の人気シリーズ『ザ・ユニバース〜宇宙の歴史〜』やJAXA協力によるレギュラーミニ番組『宇宙人(びと)』、特別番組『日本宇宙開発史〜挑み続けた男たち〜』のダイジェスト版といった、宇宙のロマンあふれる番組など。
開催を記念して、JAXA宇宙飛行士の油井亀美也(ゆい きみや)氏を招いたトークイベントが8月10日、東京・丸ビル1階の展示スペースで行われた。
油井氏は防衛大学校理工学専攻卒業後、防衛庁(現 防衛省)航空自衛隊に入隊。
2009年2月、防衛省航空幕僚監部のパイロット時、日本人宇宙飛行士候補者として選抜される。
2011年7月ISS搭乗宇宙飛行士に認定。
現在日々訓練に励んでいる油井氏に話を聞いた。
――展示品をご覧になっていかがですか。
わかりやすくまとまっているなと思いました。
実は、昨日こっそり見に来てたんですよ。
写真なんか撮ったりして楽しく見学させていただきました。
スタッフの方に場所を尋ねてパンフレットをもらいました(笑)。
自分の経歴や写真を見るのは恥ずかしいので、基本的には他の方々をメインに見学しました。
――「きぼう」の1/1スケールも精巧に作られていますよね。
そうですね。
細部を見れば違う部分はありますけど、子どもたちがいっぱい触ってみたり、遊べるようになっていたりするのはいいですよね。
それで興味を持っていただいて、宇宙飛行士とか天文学者とかを目指すきっかけになればいいなと思います。
昨日プライベートで来たときも、お子さんたちがたくさん遊んでいましたよ。
――それでは、まず宇宙飛行士になろうと思ったきっかけを教えてください。
私は長野県の小さな村に生まれたんですけど、そこはやっぱり星がすごくきれいに見えるんですよ。
小学校3年生ぐらいのときに、その星空を眺めていて宇宙に興味を持ちました。
あんなところに行けたらいいなとか、研究したいなとか思って、それで宇宙飛行士か天文学者になりたいと思ったんです。
それから両親も本や天体望遠鏡を買ってくれて、観測したりしていました。
――誰しも小さい頃に夢は抱きますが、大半の人が現実を知って諦めてしまいます。
私も変わったりしているんですよ。
防衛大学校に行って自衛隊に入った時点で、宇宙飛行士や天文学者の道はなかったので、私も諦めざるをえなかったんです。
そこは非常につらかったですね。
ただ、そのときにいい先輩がいて、『お前が悩んでいるのはわかるけれども、そこで何もやらなかったらお前の将来の道は狭まっていく。
がんばればお前の知らないところで道は開けていくんだから』と声をかけてくださったんです。
そこから諦めずにがんばりました。
――周囲の反応はいかがでしたか?無理に決まっているだろうと言われました(笑)。
でも、がんばっているのを見てくれたので、選択する余地はいっぱいあったんです。
そこで自分のやりたいものがいくつもある中、自分の一番好きなものを選べるという状況になっていたので、本当にその時その時がんばっているのが大事なんだなと思います。
――現在、きびしい訓練が続いていると思いますが、これまで最も印象に残っている訓練は何ですか?船外活動の訓練で、宇宙服みたいなものを着て大きなプールに入るんですけど、それは楽しくもあり、大変でもありました。