グローバルワークから音が出るTシャツ「着る絵本」宮沢賢治作品を朗読

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 ポイントが展開するカジュアルウェアブランド「GLOBAL WORK(グローバルワーク)」が、音の出るTシャツ「着る絵本」を7月27日から順次発売する。2009年から展開しているチャリティープロジェクトの一環で、初の産学協同の取り組みとして東北芸術工科大学とコラボレーションして制作。「銀河鉄道の夜」や「雨ニモマケズ」など、宮沢賢治作品の名場面をモチーフにしたTシャツが揃い、Tシャツのタグについた二次元バーコードを読み取るとそれぞれの作品の朗読を聞くことができる。 グローバルワークから音が出るTシャツの画像を拡大

 2009年から「GLOBAL WORK」は、耳でとらえた風景「音風景」を通じて環境について考えるプロジェクト「音風景コレクション」を実施。各界で活躍する著名人による心に残る「My音風景」や、全国の「GLOBAL WORK」のショップスタッフによる「音風景」の体感スポットの紹介など、日本全国の様々な「音風景」を専用ウェブサイトで紹介している。「音風景コレクション」から生まれた音の出るTシャツ(=音T)は、Tシャツのタグに付いたQRコードから「音風景」を携帯電話でダウンロードして聞くことができるというチャリティーアイテム。Tシャツの素材の一部にオーガニックコットンを使用した環境に配慮した商品づくりで、これまで被災地の観光名所や日本各地の郷土資源など、全国の「音風景」をデザインに落とし込んだTシャツを期間限定で販売してきた。 第4弾となる「音T」では東北出身の作家宮沢賢治の作品をTシャツのモチーフに採用。「GLOBAL WORK」と東北芸術工科大学が、「東北の人々により力強く未来へと歩んでいく手助けをしたい」という思いを込めて制作した。Tシャツのプリントは作品の一場面を切り取ったデザインで、「グスコーブドリの伝記」や「生徒諸君に寄せる」、「風の又三郎」、「春と修羅」など全6種をS、M、Lの3サイズで揃え、価格は1,995円(税込)。7月27日から「GLOBAL WORK」の東北6県の各ショップ、8月1日から「GLOBAL WORK WEB STORE」、「ZOZOTOWN」などで取り扱いを開始。前回に引き続き東日本大震災の被災地支援として、収益の一部は被災地支援団体に寄付される。■音風景プロジェクト URL:http://www.oto-fukei.jp/