Android無料アプリ「Google Sky Map」画面。月・木星・金星の位置関係把握に役立ちました

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3月中旬から下旬にかけておこった、月・木星・金星の急接近。見ましたか?星空の中でひときわ強い輝きが3つ。日によって、いや数時間ごとにどんどんと位置関係がかわっていく様子には驚いたものです。ただ、月はわかるけど、あとの二つの星の区別ができないな。どっちかが金星で…えっと…。そんな時に役立ったのが、Android無料アプリ「Google Sky Map」。

「Google Sky Map」はその名のとおり、Google Mapの空バージョン。使い方は簡単。夜空にスマフォをかざしてみよう。すると、かざした先の空と同じ配置で表示される星たちと、それぞれに明記された星と星座の名前。「あの星、あの星座の名前知りたいなー」って思うものに向かってスマフォ動かすと、実際かざしている方向の星空に連動し、画面内の星空も動く仕組み。プラネタリウムを、スマフォサイズのレンズから覗きこんでいるようなイメージでしょうか。

「あぁ、昨日よりずいぶん月の下に移動していったのは木星だったのね」なんて。季節によって位置関係がかわるり、時に驚きの景色を見せてくれる星たち。そんな、自然がつくりだす芸術によりそうアプリ、あぁまるでアプリの中に自然が根付いているようで、なんてロマンチックなんでしょうか。

メニューを使いこなせば、使い方は広がる。

■検索
見たい星を検索して、場所をおしえてもらうことができる。たとえば検索バーに「おとめ座」と入力して実行すると、画面に矢印があらわれる。その矢印通りにスマフォを動かしていくと、お目当ての星が見つかるのだ。

■ギャラリー
プレアデス星団、アンドロメダ銀河など、実際にはなかなか見ることのできない星雲や星団、銀河、そして土星や海王星など星の全体像などを集めたフォトギャラリー。閲覧中の写真の上で「Skyで検索」ボタンを押せば、「検索」メニュー同様、矢印で場所を誘導してくれる。

■タイムトラベル
日時を設定すれば、そのときに見えていた・見えるはずの星空を再現してくれる。自分が生まれた瞬間、自宅からはどんな星座が見えていたのか?一週間後プロポーズの日に向けてのここからの星空を予習?なんてワクワクが広がるメニューです。

そしてなによりこのアプリ、モテグッズとしても欠かせません。実は私、このアプリをおしえてもらったのは男性から。立ち止まってちょっと肩を寄せ、夜空にスマフォをかざしながら「ほら見て、あの星座がね」と軽くレクチャーされましたが、まったく嫌な気はしませんでした。「星を語る」という行為に漂うキザ臭が、「最先端のスマフォアプリ」というデジタル要素によってほぼ薄れ、さらに「流行に敏感」「物知り」「オシャレな人」とイメージはどんどんプラスへ向かい、その男性の見方がずいぶんと変わったものです。だいいち、花や動物と同様、星を好きな人に悪い人はいないと思いますしね。

無限の宇宙への単純な好奇心でもよし、女をオトすモテアイテムとしてでもよし、もちろん子どもと一緒にお勉強してもOK。無料アプリ「Google Sky Map」で夜空もっと楽しみましょう!(夏トマト)