宮崎駿作品の多くが北米で配給される!?Dan Kitwood/ Getty Images

写真拡大

 映画『となりのトトロ』『もののけ姫』など、スタジオジブリが2002年までに制作したアニメーション13作品の北米配給権をGKidsが獲得したとバラエティーが報じている。これに伴い同社は今年から来年に掛けて、北米でのスタジオジブリ特集上映を企画しているという。

 バラエティーによると、今回GKidsが北米配給権を獲得したのは、スタジオジブリ設立前の1984年から2002年までに制作された13本。これは作品でいうと、『風の谷のナウシカ』から『猫の恩返し』までとなる。今回の契約により、GKidsは今後、字幕版と吹き替え版の北米での配給を担当。DVDやブルーレイに関しては、これまで同様、米ディズニーが権利を保有すると報じられている。

 現在判明している限りでは、GKidsは今年12月16日からスタジオジブリの特集上映をニューヨークで行うほか、来年6月までをめどにアメリカ・カナダの各都市で特集上映が行われる予定。その後、GKidsはこれまで北米で一般上映されなかった作品を含め、北米で劇場公開していく見通しだ。なお、今回のニュースについてスタジオジブリの担当者は「現段階ではコメントできない」と回答している。(編集部・福田麗)

【関連情報】
スタジオジブリ最新映画『コクリコ坂から』
スタジオジブリの高畑勲監督、ウワサの新作は2年後?12年間沈黙後の新作に注目集まる
宮崎駿「原発ぬき」の小さなデモ!スタジオジブリが横断幕に込めた思い 鈴木P「会社として原発に反対」
『ハウルの動く城』でソフィが働く帽子屋さんがミニチュアアートに!『トトロ』『魔女の宅急便』に続くシリーズ第3弾
『コクリコ坂から』が第36回トロント国際映画祭に正式出品!インターナショナルプレミア上映が決定!