社会人のための節約術/黒沼 憲司
世の中には様々な節約術があるが、取引先や上司・同僚との付き合いが多い社会人はどうしても交際費がつきもので、なかなか節約ができない。そんな交際費を少しでも節約する社会人が急激に増加している。

昨年のリーマンショック以降、個人消費は低迷している状態が続いている。
私が関わる外食産業においてもその影響は顕著にでており、客数および
客単価の減少が見受けられる。そうした中、節約志向もあり外食を控え
内食化傾向が目立つこともあり、今年7月マザーズに上場した「クックパッド
株式会社」はユーザー数・株価ともに堅調である。特に30代女性の4人に1人が
利用しているサイトということなので、一般消費者の節約志向がよくうかがえる。

一方で、働き盛りの社会人はなかなかそうもいかないのが現状である。
ただでさえ、自宅で食事を作る時間もないほど働いているのに、取引先との
会食、上司からの飲みの誘い、同僚との付き合い、などなど、外で食事をする
機会がどうしても外せず、お財布の中身がキツイ状態の社会人がどれだけ多い
ことだろう。

そんな働きざかりの社会人の利用者が急激に増加しているサービスがある。
いわゆる「お得系のサービス」だ。僭越ながら、弊社で展開しているサービスも含めていくつか紹介しよう。

■とくモニ
飲食店・美容院を中心にアンケートに協力することで約半額でお店が利用できるサービス

■ミステリーショッピングリサーチ
全国の小売店を中心とした覆面調査員募集サイト

■試食会.jp
定められた時間でお店を利用すれば5割〜8割引きでレストランを利用できるサービス

弊社サービスの利用者の動向を見ていると、もともとは主婦層が多かったのだが、最近は20代・30代の働く男女が増加している傾向にある。この傾向は
今年に入ってより顕著にあらわれ、多い会員で2日に1回は外食をし
サービスを利用していただいている方もいる。


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