左よりYUI、YUKA(撮影:野原誠治)
 デビュー5周年を迎えた昨年、全国各地でのライブでファン1万人との握手を達成し、サードアルバム「23」を発売。12月には東京・渋谷C.C.Lemonホールで念願のワンマンライブを成功させたRYTHEM。7月29日にキマグレンとのコラボレーションによる前作「Love Call/あかりのありか」から1年ぶりとなるニューシングル「ぎゅっとして feat.常田真太郎(from スキマスイッチ)」を発売し、8月19日には自身初となるベストアルバム「BEST STORY」の発売を控える彼女達に、3度目の取材にして初の単独インタビューを行った。

――5月から6月に掛けてRYTHEM初となる10ヵ所の全国ツアーを行われましたが、終えてみた感想は如何でしたか?

YUI:とにかく楽しすぎて。勉強にもなったし、「ライブって、こういうことなんだ!」というのを改めて感じられたし。「ファンのみんなとすごく近くなりたい」という想いが、いつも以上に溢れましたね。

――今までにインストアイベントなどで訪れていた時とは、また違った感じでしたか?

YUKA:違いますね。インストアライブは気軽に来れるし、通り掛かった人達に向けてというのもあったので、RYTHEMの音楽を少なからず何曲か知っていて観に来てくれている人達にどうやって見せるか?という所もすごく考えながら。でも、やっぱりフタを開けてみないと分からないというか。年齢とか性別もすごくあるし、各地域でどんなお客さんが集まってくれるのかが結構驚きの連続だったというか。色んな人達が来てくれたことが、すごく嬉しい驚きでしたね。

――地域ごとの色や、お客さんの反応など印象に残っていることはありますか?

YUI:地域ごとに全然反応が違うし、よく「土地柄で」という話も聞いていましたけど、「あるんだなぁー」って実感しましたね。

――例えば?

YUI:名古屋が熱い(笑)。名古屋のRYTHEMファンの方はいつも、すごく率先してライブに参加しれくれるし、「RYTHEMと盛り上がろうー!」という愛のパワーを感じますね。

――名古屋は東京と大阪の間に位置するから、どちらの文化にも属さない独特の雰囲気があるというような話も聞きますが、熱かったですか?

YUI:熱かったですねー。今回は最終日だったからか余計に、その熱もあったのかもしれないです。

――YUKAさんは如何ですか?

YUKA:私自身が北海道で生まれたので、「第2の故郷」とは言いませんけど、ある意味楽しみもあって。でも、ビックリするくらいに女子高生が多くて(笑)。出た瞬間にどんな人達がいるのか、もう最初の拍手だったり歓声で分かるんですけど、「キャー!」みたいに始まったのは初めてだったので(笑)。ある意味新鮮でもあり、すごく嬉しかったですね。盛り上がり方が若いので、楽しかったです(笑)。みんな「TOMATO♪」って言いながらジャンプしまくっていたので、可愛かったですね。

YUI:今回は、全体的に女子が多かったね。