吉田正尚のトレードは「現実路線」 123億円超え契約最終年目前で打撃職人に予想される厳しき冬 米メディアで「理想的とは言えない」と断じられる現状

限定的な起用が続き、本来のパフォーマンスが鳴りを潜めた吉田(C)Getty Images
果たして、ベテランスラッガーの去就はどう落ち着くか。その行方が注目されるのは、レッドソックスの吉田正尚だ。
レッドソックスと5年9000万ドル(約123億3000万円=当時のレート)の大型契約を結んだ1年目の2023年こそ140試合に出場し、中軸として活躍した吉田だが、2年目以降は肩や指の故障に悩まされ、満足のいく活躍が出来ず……。入団4年目の今季は限定的な起用が続き、出場87試合で、打率.274、出塁率.347、長打率.399と数字も伸び悩んだ。
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現在33歳という年齢で、来季はFAイヤー。さらに外野手の駒が複数存在する編成事情も手伝って、球団がトレードに踏み切る可能性も再三にわたって現地メディアで論じられている。米版『Yahoo! Sports』は「レッドソックスが真の優勝候補となるためには、やるべきことが山積している。このオフにロースターを大幅に変更しても何ら不思議ではない」と一刀両断している。
さらに同メディアは名門復活に向け、抜本的な改革の必要性を唱えた上で、「レッドソックスには質の高い野手が揃っている。ロースターの26人枠を、今のヨシダに割くのは理想的とは言えない」と断言し、「今オフはトレード相手を見つけるチャンスかもしれない」と吉田放出が改革の貴重な一手となると指摘した。
「ヨシダは堅実な選手であり、トレードの駒として、他のポジション強化に役立てることができる。だからこそ、レッドソックスが彼をトレードに出すかどうかは興味深いところだ。指名打者や外野手の補強を考えているチームにとっては、良い補強になるかもしれない」
一部メディアでは、日本球団への電撃復帰も囁かれる。だが、高額な年俸負担を考えても、その可能性はまずない。となれば、やはりレッドソックス残留、あるいはMLB他球団へのトレードが現実路線と言えよう。
吉田の去就について「長期的なチーム構想を考えれば、ヨシダのトレードを検討するのは当然」とした『Yahoo! Sports』は、こうも論じている。
「レッドソックスは1860万ドル(約29億3541万円)の年俸を一部負担するか、有望な若手をトレード要員に組み込む必要があるかもしれないが、サラリーダンプとして有益な選択肢だ」
来年7月に34歳となる吉田だが、いまだハマった時の打撃技術は一級品。それだけに“買い手”が現れるかは興味深いところだ。

