9月に入り、大分県内はぐずついた天気が続いていて9月上旬の10日間の日照時間は観測史上最少となりました。

こうした状況に農家からは不安の声が聞かれました。

中津市

取水制限が続く中津市の耶馬渓ダム。このところの雨で貯水率は33%を上回るまで回復しました。ただ、制限を解除するには至っていません。

こうした中、記録的な状況となっているのが日照不足です。

気象台によりますと、県内の9月1日から10日までの日照時間の合計は平年が54.7時間。

これに対しことしは8.3時間で観測史上最も少なくなりました。

◆TOS渡辺一平記者
「宇佐市安心院町のブドウ畑ですこちらでは収穫の時期を迎えているが、日照時間が少なくなっていることで品質への影響を懸念しています」

宇佐市安心院町にあるこちらのブドウ畑ではおよそ2万房を栽培しています。

しかし…。

◆ブドウ生産者 中山敦さん
「例年だと、9月は結構晴れ間が続いて、少し暑さも和らいできて糖度が乗ったりとかすごくいい状況だがここ2週間ほどの曇天で糖度上昇が鈍い状況」

安心院のブドウは糖度が18%以上のものを出荷しています。

しかし日照不足では糖度が上がらずこのままの状況が続けば一部の出荷が遅れる可能性があるといいます。

さらに大雨になるとブドウに病気が広がる恐れもあり生産者は今後の天候に気をもんでいます。

宇佐市

◆ブドウ生産者 中山敦さん
「ここ数年ずっと高温対策だったり、局所的な豪雨が続くので、そういう被害が少しでも減れば」

県内で続く記録的な日照不足。

ただ、気象台によりますとこうした天気は来週の初めごろまで続く予報で天気の回復が待たれるところです。