【インタビュー】Lonesome_Blue、4人体制で再デビュー。2ndフルアルバムに込めた思い

声優として活躍する野村麻衣子(Vo)と広瀬ゆうき(B, Vo)、スタジオミュージシャンやサポートとして活躍するMIZUKI(Dr)の3人体制で活動してきたLonesome_Blueに、ソロのギタリストとして活躍するSallyが加入。4人体制になり、キングレコードより再デビュー。
そして2ndフルアルバム『FOURTH DIMENSION』をリリースした。再デビューに対する今の想い。Sallyが加入し、バンドはどう変わったのか。そして、2ndアルバムにはどんな曲が収録されていたのかなどをたっぷりと語ってもらった。
◆ ◆ ◆
──まず、ギタリストであるSallyさんが加入した経緯をお聞かせください。
広瀬:キングレコードさんとご縁があって、もう一度メジャーデビューをするにあたり、これまで3人+サポートギターで活動してきたけど、ギターの新メンバーが必要だよねという話になり、ギタリストとして活躍していたSallyさんにお願いをした形になります。
Sally:ロンブル(Lonesome_Blue)サイドのスタッフさんから事務所に連絡がありました。もともと曲は知っていたし、キャッチーでカッコいい音楽というのは、私の好きな方向性だったんです。そこからライブ映像を観たら、映像からも熱が伝わってきたので、「一度、メンバーと実際にお手合わせをして、お互いの意思疎通を図れたら」と思いました。実際合わせてみて、やっぱり「こんな嬉しいことはないな」と感じたので、「やらせてください」とお願いしました。ただ、それも今年に入ってからの話なので、すでに決まっていたソロでのスケジュールを事務所に調整していただき、今作のレコーディングから参加することができたんです。
──では、改めて再メジャーデビューが決まったときの心境をお聞かせください。
広瀬:昨年、一度終わるかもというタイミングがあって、でも「終わりたくない!」と思っていたときに掴んだ再スタートのチャンスだったので、声を掛けてくださったキングレコードさん、一緒にやると決めたメンバーの心意気を無駄にしないよう、結果を絶対に掴むぞ!と思いました。
MIZUKI:ロンブルが始まって4年間、すごく燃えてやってきていたんです。いろんな出来事はあって、私たちを好きになってくれたお客さんに恩を返したいと思って3人で頑張ってきたけど、目の前が真っ暗になったし、もう終わると思っていたんですね。そんなときに誘っていただいて、私はまだ自分が思い描く結果は出せていないと思っていたので、次は絶対に結果を出せるように頑張る!という気持ちでした。
野村:正直、不安も心配もあったのですが、メンバーと話し合いを重ねる中で、素晴らしい楽曲がロンブルにはたくさんあるのだから、やれるだけのことを全力でやろう!と思いました。怖がりな私を、気持ちの面で引っ張ってくれる2人には感謝しかありません。
Sally:その流れもスタッフさんを介して伺っていたんです。だから私が入り、少しでも光を届けられるのであれば、こんなに嬉しいことはないので「お手伝いさせてください」と思いました。なので、それも加入した理由として大きかったかもしれないですね。かなり苦労が多いバンドだったようなので。
──やはり強い決意があるのですね。
広瀬:強くないと続いてないですから!
MIZUKI:覚悟を持って決めたことなので!
広瀬:続くと決まってから、MIZUKIちゃんから長文LINEが届いたんですよ。「マジさ、頼むぜ」って。
MIZUKI:(野村と広瀬の)2人に送りましたね。今までの頑張りじゃ、足りないから!って。
広瀬:そのくらいガチです。
──Sallyさんが加わっての変化は感じますか?
MIZUKI:サウンド面で言うと、(アルバムでも)Sallyちゃんらしさを爆裂に出してくれているので、曲もカッコいいし、ガラッと変わったのかなと思います。プレーヤーとしては、リズムがいいし、音もパキッとしていてギュンギュンくるんですよ。その上、パフォーマンスも華やかなので、素晴らしいギタリストだと思います。アルバムではどんな短い尺のソロでも弾き倒してくれています。
広瀬:そもそもギタリストって華やかなポジションだから、その想像を越えてくる華やかで強い人を求めていたら、Sallyさんが来てくれて、「やった! 強そう! 嬉しい!」と思いました(笑)。MIZUKIさんがすごくオーラがある人なので、そこに並んでほしいと思っていたんですけど、Sallyさんもガンガンオーラを放っていたので最高!と思いました(笑)。音からもギターへの愛が込められているので、すごく嬉しかったです。
野村:初めてSallyさんのギターを聴いたとき、自然と心浮き立ってわくわくするような感覚がありました。そして自然と体でリズムをとりたくなる! 絶対にLonesome_Blueに入ってほしい!と思いました。音楽面はもちろん、今まで3人だったのが4人になったので、楽屋でも新鮮です。 あとSallyちゃん、MV撮影の現場でも空き時間ずっとギターの練習をしていました。カッコ良かったです。
──Sallyさんも参加し完成した2ndフルアルバム『FOURTH DIMENSION』ですが、どのようなことを考えて、曲を揃えていったのでしょうか?
MIZUKI:いつもサウンドプロデューサーのMaoさん(山本真央)が曲を考えてくれているのですが、今回は1stアルバム『Second To None』を踏襲しつつ、それを超えるような作品にしたいという気持ちがありました。
Sally:ヘヴィメタルが好きな人もテンションが上がるアルバムでありつつ、ヘヴィメタルに触れてない方もキャッチーで聴きやすい曲ばかりなので、楽しく聴いていただける曲が集まったと思っています。
MIZUKI:ロンブルって自称ポップ・メタルなんですよ。
Sally:なるほど確かに。メタルとポップって両極端にあるけど、しっくり来ますね。
MIZUKI:やっぱり麻衣ちゃんの声がポップなので。
──お二人はロック畑で育ってきた人で、野村さんと広瀬さんは声優からバンドになっています。ヘヴィメタルというジャンルにとって、野村さんのボーカルと広瀬さんのコーラスは特殊で、ロンブルの特徴になっていると思いますが、ロンブルのボーカルに関して、どう思いますか?
Sally:いわゆるヘヴィメタルのハイトーンボーカルの成分とはまったく違うんです。ハイトーンで歌い上げているけど透明感が抜群なんですね。いわゆるメタルを聴いているときの「メタルだ!」という感じが、ボーカル情報だけだとないんですけど、それがリスナーにとって非常に聴きやすいのではないかと思っていて。サウンド面でヘヴィメタらしさを作っているので、その塩梅がすごく気持ちいいし、そこがロンブルの強みだと、個人的にめちゃめちゃ思います。あと、英語がマジ!(笑)。
広瀬:麻衣ちゃんは帰国子女なので。
Sally:だからデモからボーカルが入ると印象がガラッと変わるんです。それは2人が歌っているからなんだなと、今回初めて体感しました。
MIZUKI:私も同じで、イントロを聴くと、めっちゃメタルだなと思うんですけど、歌になると、あれ? ポップス?ってなる。これは初期からずっと感じていたところで、ロンブルの良さだともいます。
Sally:透明感の向こうに力強さを感じるって、なかなかいないボーカリストですよね!
野村:透明感の向こうに力強さを感じる……嬉しい! 勝手にキャッチコピーにします!(笑)。
──ポップさでいうと、今回のアルバムでMIZUKIさんが作曲した「Blue Canvas」(M6)は、すごくポップでしたね。
MIZUKI:アルバムの曲をいただいたとき、メタルでカッコいい曲が揃っていて。それはそれでいいんですけど、このままではロンブルのポップな部分が少なくなるかもしれないと思い、明るくてポップな曲を書くぞ!と思って急いで書いたんです。もともとそういう曲が好きなので。あと、2人が声優さんでもあるので、アニメタイアップを勝ち取りたい!という気持ちもあり、アニソンっぽい、2人に合う曲を書こうと思いました。
広瀬:デモを聴いたとき、ロンブルを続けるという決断をしてくれたMIZUKIちゃんの心意気をめっちゃ感じて、「MIZUKIちゃんがロンブルを明るくしたがっている」とメモしました(笑)。その気持ちを無駄にはしないと、私も明るく頑張るぞ!と思いました。
MIZUKI:このラインナップでこの曲が入るのはロンブルならではだし、作詞のnanaさんに「いつだってやりたいことをやったほうが良い! 歳とか関係ないし、遅くはないぞ! イエーイ!」ってことを歌詞にしたいと伝えました。ちなみにこの歌詞を受けて麻衣ちゃんがタイトルを付けてくれたのもすごく嬉しかったです。大空をキャンパスにするみたいなフレーズがあったので。
野村:タイトルを思いついたときは「我ながら天才!」と思いました(笑)。曲のイメージにもぴったりで、もっとお気に入りの曲になりました。
──声優らしさを発揮している曲というと「Reason To Be」(M3)もあると思います。台詞調のラップは、声優じゃないとここまで自然に曲に馴染ませられないと思いました。
Sally:マジで本業の人だな!というのは感じました。
広瀬:ただ、麻衣ちゃんと話して「声優っぽくはなり過ぎないように」というのは気をつけているんです。やろうと思えば感情をいくらでも乗せられるので、そこで人間っぽさを出すのは引き算でもあるんです。
Sally:そうなんだ!
──キャラにならずに、本当に叫んでいるように感じました。ラップの内容も、すごくリアリティがあると思ったのですが。
広瀬:ここは私が考えていることをnanaさんに共有し、語尾とかを変えてもらいながらはめてもらったんです。ライブではもう披露しているんですけど、麻衣ちゃんに、「ここはこうやってほしい」とか、「ここは食い気味で行きたい」とか、めっちゃディレクションをしたんですよ。「麻衣ちゃんの表現力ならできるから!」と言って(笑)。そこから頑張ってくれて、ライブでどんどん進化してからのレコーディングだったので、一番カッコいい状態のラップを収録できたし感謝しかないです。
──すごくバンドの状況とリンクしている感じがしたのは、そのためなんですね。
広瀬:バンドが終わるかもってときに、悔しくて腹立ちながら作っていたんですよ。音源が出せるかどうかもわからないなか、MIZUKIちゃんと歌詞の話をしてて、私がこんな感じにしたいと長文を送ったら「同意」と返ってきたので、それを共有しました(笑)。
MIZUKI:で、麻衣ちゃんにも思いを聞いたら、「私はステージでずっと歌っていたい」と言ったので、それがサビの〈まだここで歌っていたい〉になっているんです。
──めちゃめちゃエモいですね! リード曲「EVERGLOW」(M1)はメッセージも前向きだし、これこそ聴きやすいヘヴィなロックナンバーでした。
MIZUKI:「Face The Fear」というライブ定番曲があって、それを超えられるようなメロディアスな曲が欲しいということで作ったんです。
広瀬:それを超えられるかどうかは、私たちがこれからライブで証明するしかないんですけど、それに並ぶ曲に育てたいです。あと、この曲はあとからリード曲にすると決まったのでアルバムの1曲目になり、私が歌うパートも増えました。Aメロなんですけど、麻衣ちゃんが“ちょっとどうしたらいいかわからない!”みたいなことを歌っていて、私が折り返しで“これで間違いないから!”みたいなことを歌っているんです。ここは「普段の私と麻衣ちゃんの会話だな」と、ちょっと思っちゃいました。あと、初めて落ちサビを歌ったので、そこを任されたからには、絶対にいい落ちサビにしよう!と思いました。
野村:歌詞に関しては確かに! いつも私が「どうしよう…」って言ってる横でゆうきちゃんが「こうしたら? こうすればいいんだよ!」と力強いアドバイスをくれるので、まさに普段の2人ですね(笑)。
──歌詞的にも思い入れがあるんですね。
広瀬:はい。去年ちょうどそんなやり取りをしてたんですよ。それがリード曲になったので、すごくエモい、運命ソングだと思います。
Sally:聴いていても、孤独を感じる序盤から、徐々に希望の光が見える感じになっていくし、聴き終わったあとの爽快感もある。なのでじっくり歌詞を見ながら聴いてほしいですね。
──この曲もアニソンっぽさがありますよね。一時期、こういうロック調の曲がアニメでも流行っていたので。
広瀬・MIZUKI そうなんです!

──Sallyさんが作曲した「Ideal Blue」(M4)も収録されていますが、これはどのようなことをテーマに書いたのですか?
Sally:まずロンブルなので青をテーマにしたいと思いました。私が感じる青のイメージは、涙とか汗とか雨とか、ちょっとネガティブなものが多かったんですけど、人によっては空や海といった明るいものを想起する人もいる。それを考えたとき、この曲を通して、自分が青に対して、どういうイメージを思い浮かべるのかを考えるきっかけになったらいいなと思ったんです。私がネガティブなものを想起するのは、きっと自分がこれまで歩んできた道とか、思考回路やメンタリティに紐づいていると思ったので、この曲を聴いている間は、それを考える時間にしてほしかった。それをnanaさんに伝え、歌詞に反映していただきました。
──サウンドについてはいかがですか?
Sally:ロンブルのヘヴィさとキャッチーさを融合させている感じは、自分が大事にしているところともリンクするので、この曲もメロディはキャッチーに、リフはヘヴィに、起承転結をわかりやすく、聴きやすい曲は目指していました。でも実は最初にデモを送ったとき、ロンブルを意識し過ぎたのか、明るく優しい感じになり過ぎてしまったんです。そこで「Sallyさんのままで、変な気を遣わなくていいです」と言われて書いたのが、この曲なんです。
MIZUKI:そうだったんだ!
──2人のボーカルが入れば、よりキャッチーになりますしね。ギターソロも当然気合が入って?
Sally:この曲は聴く人が聴けば、露骨に「ジャパメタやん!」となるかもしれないですね(笑)。
──ちなみに、この曲のギターソロを聴いてほしい!というのはありますか?
Sally:それで言うと「New Breed」(M7)かな。ワウから始まるんですけど、この曲は短い尺のギターソロセクションがあって、そこは結構自由に弾かせていただいたので、一番私らしさが出ていると思います。あと、Maoさんはヘヴィメタルを愛している方というのもあるのか、元々なかったトラックがどんどん追加されて、こんなにやっていいんですか?となりながら、テンションアゲアゲでレコーディングをしていました。
──ではMIZUKIさんへ。ドラム的に聴いてほしい曲はありますか?
MIZUKI:ドラムで言うと「Break the Limit」(M2)ですね。
Sally:炸裂してましたね!
──ツーバスのドコドコ速い感じは、得意なところなのですか?
MIZUKI:いや。私はずっとアニソン業界のサポートドラムをしていたので、ドコドコには踏み込まなかったんです。ただロンブルの活動が始まるときに練習して、習得したんです。
広瀬:ジムに通ってたよね?
MIZUKI:もう3年半通ってる(笑)。活動が始まるときにデモを聴いたら、めっちゃドコドコいってて、これはやれないやつだ……と思い、すぐにジムに行ったんです。
Sally:それは要するに、ツーバス筋を鍛えたということ?
MIZUKI:そう。あと手数も多いから、ドラム筋を異常に使うので、その周辺も補強するためにジムに行って鍛えたんです。なので、ロンブルで習得したものが詰まった1曲です。
広瀬:MIZUKIちゃん初期の頃、ずっと「最強になりたい」って言ってたもんね(笑)。
MIZUKI:ライブ後半でもへたらないようにね!
Sally:でも実際ライブが進むと、キックのどちらかが弱くなったりしそうだけど、その感じがないのがすごい。
──逆に本来の自分のドラムというと?
MIZUKI:それは自分の書いた「Blue Canvas」になります。私はメロディを考えたあとにドラムを考えるから、自分のやりたいリズムとか好きな手癖とかを先に全部入れられるんです。なので私がやりたいことをやるためのドラムになっています。
──野村さんは、自身が作詞をした「Burn This Night」(M8)には、どんな思いを込めましたか?
野村:Maoさんからデモをもらったときに一瞬でこのメロディを大好きになって、この歌は絶対自分の言葉で歌いたい!と思い、予定にはなかったのですが「作詞をしたい」と名乗り出たんです。歌詞に関しては、Lonesome_Blue、そしてメンバーへの想いをテーマにしました。バンドとメンバーへの私なりのラブソングです。 地方のライブが終わったあと、車でみんなで帰宅する道中が実は好きで、その日のライブ映像を見返して反省したり、サービスエリアで降りて買い食いして星空を見上げたり、そんな瞬間の情景を切り取ってみました。タイトルにもなってる「Burn This Night」は、ゆうきちゃんがライブの煽りでよく言う「(土地名)燃やすぞ──!!」から引用しました(笑)。
広瀬:そうだったんだ(笑)。私は、この歌詞に麻衣ちゃんの生き様を感じました。麻衣ちゃんって日本語詞よりも英語詞のほうが麻衣ちゃんっぽさが出るのかもしれないと思っていて、細かいことはいいんだよ!みたいなさっぱりした性格だから、そういうのが出てるなって思います。なので夜のドライブで、マジで聴いてほしい曲!
──広瀬さんは、印象に残っている曲はありますか?
広瀬:ライブで楽しそうだなと思ったのが「Will-o’-the-wisp」(M5)です。メロが楽しそうですよね。キメが多いから、みんなで合わせるのを頑張らなきゃというのが「New Breed」で、歌だとやっぱり「Reason To Be」の語りの部分を聴いてほしいです。あと、声優もやっているのでガヤ入れが得意なんですよ。要するに、Yeah!とかWowとかGo!みたいなところなんですけど、「New Breed」も掛け声みたいなのを色んな種類で入れているんです。あと「Blue Canvas」は、MIZUKIちゃんの「アニソンをしたい」という気持ちが伝わってきたので、アニメっぽい掛け声を入れちゃおうかなと思って、(アニメっぽい声で)〈GO!!〉ってやってみていいですか?と聞いたら、「やめてください」と言われたので、いつものロンブル用の低い〈GO!!〉になりました(笑)。
──ライブではできるかもしれない。
広瀬:確かに! ライブだったらやめてと言われないですしね(笑)。
──あとは、バラードの「The Rose of Peace」(M9)がありますね。
MIZUKI:こんなシンプルなバラードは初めてで。
広瀬:以前、MIZUKIちゃんが、本当にドラムが大変だからバラードを作りたいと言って、自ら書いたんですよ。「Final Calling」って曲なんですけど。
MIZUKI:そう。本当に大変だからライブで少し休ませてほしいと思って書いたら、フィルをいっぱい入れちゃって……。
広瀬:休憩できない、手数の多い曲になったんだよね(笑)。
MIZUKI:なので、ここでちゃんとしたバラードがやっとできました(笑)。
広瀬:それぞれのパートがよく聴こえる、聴いてて気持ちがいい曲になりましたね。
野村:唯一のバラードということで、気合い入れてレコーディングしました。 人って近しい存在でも結局はそれぞれ別物で、根本的には絶対分かり合えないと思います。別に分かり合えなくていいんだと思います。だとしても分かり合おうとする気持ちを持って、相手の目線で世界を見ようとしたら、自分の世界も少し変わっていくんじゃないかな。そんな気持ちで歌ってみました。MIZUKIちゃんに「バラードは楽器で誤魔化せなくて表現力の一本勝負だから頑張って」と喝を入れてもらったので、ライブ頑張ります!
広瀬:この曲も英語をちゃんと翻訳して、想いを込めてハモりました。麻衣ちゃんのネイティブな歌に合わせて頑張りましたね(笑)。本っ当に合わせるのが大変で、何度もやったんですけどね! 世界の平和とかを歌っていたりするけど、スケールが大きいものって、自分の小さいスケールにも当てはまる瞬間があったりするので、自分の人生にも寄り添える感覚があったんです。なので聴いてくださる方の人生にも寄り添えるよう、私もコーラスを入れました。
Sally:ギターソロも歌詞に寄り添って入れているんですけど、ただ悲しいとか寂しいとかではなく、芯の部分を強く持った上でのバラードなので、たとえばチョーキングひとつとっても、ゆっくり弦を持ち上げるのではなく、あえて抜けるようにチョーキングすることで、意思を感じさせつつ切なさを残す!みたいなことをしていました。そういう細かいところを意識したので、ギターにも注目してほしいです。
──ラストは「ALIVE!」(M10)ですが、ライブの景色が見えました。
広瀬:ロンブルで野外フェスとか開けたところに行って、みんなで草っ原に大の字で寝っ転がって、星空を浴びながら聴きたいですね。MIZUKIちゃんも〈(WOW)〉って歌える曲が欲しいと言っていたので、そういう曲なら絶対に黒須克彦さん(数々のアーティストや声優アーティストのサポートメンバーとして活躍するベーシスト。Q-MHzのメンバー。作詞・作曲・編曲なども行う)だろう!と思ってお願いしたら、作ってくださいました。
MIZUKI:バンドの音がなくなって、私たちとお客さんの歌残りになって、みんなで終わるみたいなライブをやりたかったんですよ。3人体制最後のライブでもやったんですけど、そのときの皆さんの歌声を収録して、このアルバムに入れました。
広瀬:5月の浅草花劇場でのライブに来てくれたファンの方の歌声が入ってます! なのでライブに来てくれた方はもちろん、これからロンブルのファンになってくれる方も、自分が歌っているんだ!という気持ちで聴いてほしいです。
野村:この曲が誰かの力になりますように、という祈りであり、ライブで聴くみんな歌声が私にとっての救いでもあります。みんなでひとつになれるのもしあわせな瞬間ですし、自分にとって宝物のような楽曲です。
──初回限定盤、KING RECORDS STORE限定盤(完売)には、アニソンカバーとしてTOM☆CATの「TOUGH BOY」(『北斗の拳2』OP主題歌)とfripSideの「only my railgun」(『とある科学の超電磁砲』OPテーマ)が収録されます。
広瀬:「TOUGH BOY」は、私たちに声を掛けてくださったキングレコードの方が大好きな曲で、私たちに合うと言ってくださったんです。
MIZUKI:選曲候補はいくつかあったんですけど、その場で麻衣ちゃんが歌ってくれて、麻衣ちゃんの声にもすごく合っていたし、麻衣ちゃん自身も気に入っていたので、選びました。
野村:「TOUGH BOY」はカバーをするにあたって初めて知った曲だったのですが、やはり昔から愛されてる楽曲ということで、レコーディングで周りの大人たちがみんなすごく楽しそうだったのが印象的でした(笑)。ライブですごく盛り上がりそうなので、いつか披露したいです!
MIZUKI:それとこの曲はギタリストのISAOさんがめちゃめちゃ大好きで、ドラムのディレクションもニコニコしながら参加してくださっていました(笑)。
Sally:私も一部リードで参加しているけど、ほとんどメインはISAOさんが弾いているんです。もう愛が溢れていました。私は長めのアウトロでISAOさんのギターとハモらせていただいているんですけど、タメ方が違う箇所があったんですよ。人間ってタイムの感じ方がそれぞれだから、ISAOさんのリズムの取り方を研究して、だからこういうニュアンスが出ているんだ!という発見もあったので、とても勉強になるレコーディングでした。
広瀬:「TOUGH BOY」が私たちより上の世代に刺さるアニソンだとしたら、「only my railgun」は私たち世代に響くアニソンですね。2曲とも、海外の方にも喜んでいただきたいという気持ちで選んでいます。
MIZUKI:私、川田まみさんのサポートをずっとしていたんですけど、引退ライブのとき、fripSideさんがゲストにいらっしゃって、この曲を一緒にやったんです。それもあってすごく思い出深い曲なので、ミックスが上がってきたときは、その光景が浮かんできて、ウルッと来てしまいましたし、今でもグッときます。
──では最後に、9月からアルバムを引っ提げてのツアー<Lonesome_Blue 4th ONE MAN LIVE TOUR 2026「FOURTH DIMENSION」>がスタートします。こちらの意気込みをお聞かせください。
広瀬:アルバム曲をたくさんやります。私たちも頑張りますので、絶対に来てください!
MIZUKI:ソールドアウトにしたい!
広瀬:そうだね。絶対に後悔させないので、皆さんよろしくお願いします!
Sally:もう、かますしかないです! 気合いをお届けするライブになると思います。苦しいことがたくさんあったロンブルなので、これからガンガン行くために、みんなで一致団結してスタートを切れるライブにしたいし、みんなをびっくりさせたいと思っています。
野村:新体制のLonesome_Blueとして初めてのツアー! 今までのLonesome_Blueを好きでいてくれた方にはバンドが成長してるなと思ってもらいたいですし、初めての方にも、まずはただ純粋にライブを楽しんでもらいたいです。ライブの後、ついついアルバムを聴きたくなっちゃうようなライブを作りたいです。4人で気合い入れて臨みます!
取材・文◎塚越淳一
2ndフルアルバム『FOURTH DIMENSION』
2026年8月26日発売
配信:https://king-records.lnk.to/FOURTHDIMENSION
・初回限定盤

定価:¥5,000(税抜価格¥4,545)
品番:KICS-94264
仕様:CD2枚組
詳細はこちら https://www.kingrecords.co.jp/cs/g/gKICS-94264/
・通常盤

定価:¥3,500(税抜価格¥3,182)
品番:KICS-4264
仕様:CD
詳細はこちら https://www.kingrecords.co.jp/cs/g/gKICS-4264/
・KING RECORDS STORE限定盤(完売)

定価:¥9,500円(税抜価格¥8,636)
品番:ECB-1911
仕様:初回限定盤+直筆サイン入りアクリルスタンド(4体セット)
詳細はこちら https://www.kingrecords.co.jp/cs/g/gECB-1911/
収録楽曲
【CD1】
01.EVERGLOW
02.Break the Limit
03.Reason To Be
04.Ideal Blue (Sally作曲)
05.Will-o’-the-wisp
06.Blue Canvas (MIZUKI作曲)
07.New Breed
08.Burn This Night (野村麻衣子作詞)
09.The Rose of Peace
10.ALIVE!
【CD2】(カバー) ※初回限定盤、KING RECORDS STORE限定盤のみに付属
01.TOUGH BOY (カバー曲)
02.only my railgun (カバー曲)
【法人別特典】
・Amazon.co.jp:メガジャケ
・タワーレコード(一部店舗除く):複製サイン入りブロマイド(野村麻衣子 / MIZUKI)
・楽天ブックス:複製サイン入りブロマイド(広瀬ゆうき / MIZUKI)
・ディスクユニオン:複製サイン入りブロマイド(野村麻衣子 / Sally)
・HMV(一部店舗除く)/HMV&BOOKS Online:複製サイン入りブロマイド(広瀬ゆうき / Sally)
・アニメイト:複製サイン入りブロマイド(野村麻衣子 / 広瀬ゆうき)
・KING RECORDS STORE:複製サイン入りブロマイド(野村麻衣子/広瀬ゆうき/ MIZUKI/ Sally)
・メーカー特典:複製サイン入りブロマイド(MIZUKI / Sally) ※対象店舗は後日発表

『FOURTH DIMENSION』発売記念 リリースイベント
開催日時/場所/イベント内容:
9月12日(土)13:00 アニメイト池袋PACKS4階(トーク&5ショット撮影会)
9月20日(日)F.A.D横浜 (ライブ&グリーティング)※詳細は後日発表。
※9月20日のF.A.D横浜はライブありの有料イベントになります。チケット販売は後日発表
イベント対象商品:
FOURTH DIMENSION【初回限定盤】(KICS-94264)
価格:5,000円(税込)
※通常盤はイベント対象外商品となりますので予めご了承ください。
詳細はこちら https://www.kingrecords.co.jp/cs/t/t20159/
<Lonesome_Blue 4th ONE MAN LIVE TOUR 2026「FORTH DIMENSION」>
9月11日(金) 愛知・ELL FITS ALL
9月18日(金) 東京・代官山UNIT
9月27日(日) 宮城・LIVEHOUSE enn 3rd
10月4日(日) 大阪・MUSE
関連リンク
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