防衛なら女性初の棋士の可能性、西山朋佳白玲が一瞬の隙を突き初戦制す…白玲戦第1局
将棋界で女性初の「棋士」誕生の可能性がある女流タイトル戦「白玲戦」七番勝負の第1局が22日、千葉県浦安市で行われ、西山朋佳白玲(31)が挑戦者の福間香奈女流四冠(34)に128手までで勝利した。
終局後、西山白玲は「作戦負けしたと思っていた。(第2局が)すぐなので、しっかり準備したい」と話した。第2局は29日、鹿児島県指宿市で行われる。
この日の対局は、先手番の福間女流四冠が優勢に進めていたが、西山白玲が一瞬の隙を突いて反撃し、正確に寄せきった。
将棋界は男女の区別がない「棋士」と、女性だけがなれる女流棋士の二つのプロ制度があるが、女性の棋士はまだいない。日本将棋連盟は昨年、白玲を通算5期獲得すると棋士になれる権利を与える制度を設けた。権利行使の判断は本人に委ねられる。西山白玲は今期、5期目の獲得がかかる。
西山白玲は8月上旬、報道陣に「(権利を得た場合について)そういった面で注目されているのは意識している。一局一局に集中するスタンスでやってきたので、今まで通り挑みたい」と語っていた。
棋士になるには原則、棋士養成機関・奨励会で最高クラスの三段同士で行うリーグ戦で2位以内に入ることが条件。プロの公式戦で規定の成績を収めて編入試験を受験し、若手棋士5人から3勝する方法もある。
西山白玲と福間女流四冠は、女流棋界の覇権を争う好敵手同士だ。両者は7〜8月の清麗戦五番勝負でも戦った。西山白玲が清麗を奪取して、女流の八大タイトルを四つずつ分け合っている。
