夏の甲子園 横手が敦賀気比に敗れるも…感謝を胸に最後まで全力プレー 地元からも大きな声援 秋田
全国高校野球選手権、夏の甲子園に57年ぶりの出場となった横手が、11日に初戦を迎えました。
福井の強豪を相手に、力及ばなかったものの、球場からも、地元からも大きな声援が送られました。
午前7時の横手市。
横手高校を応援しようとパブリックビューイングが行われた横手市民会館には、開場前から多くの人が駆け付け長い列が。
記者
「きょうは何時から並んでいるんですか?」
会場一番乗りの高校生
「5時40分です」「やっぱり地元の高校なので、全力で応援したいという気持ちがあって」
「エースとか同じ中学校なので、応援したい気持ちがあるので早く来ました」「最高なプレーを見たいです」
先着200人には、スクールカラーである紫のメガホンとタオルが配られました。
約400人が遠く離れた甲子園に熱いエールを送ります。
「接戦で守りの試合になってもらったら、チャンスがあると思っていますので、それで頑張ってもらいたいと思います」
「甲子園でも自分たちの力を出し切って悔いのないプレーをしていただければと思っております。頑張ってください」
「横手高校がんばれー!!」
スタンドの外からも多くの声援が送られる中57年ぶりの夢の舞台が始まりました。
横手の相手は、甲子園で何度もベスト8 、ベスト4を経験している福井の強豪、敦賀気比。
一塁側横手の応援席は紫色に染まりました。
横手の先発は、エースの佐藤宙斗です。
その佐藤は初回、フォアボールや内野安打などでランナー1塁3塁のピンチを迎えると、タイムリーヒットで先制を許します。
それでも、その後は緩急をつけたピッチングで前の回から続けて三者連続三振を奪います。
しかし3回表、先頭打者にレフト前ヒットを許すと、エラーやフォアボールなどが続き再びピンチに。
この回は守備の乱れもあり、3本のヒットを打たれ一挙5失点。
序盤から追いかける苦しい展開になりました。
それでも、その裏。
横手は9番小野が横手初めての長打 ツーベースヒットを放ち、得点圏にランナーを進めます。
これを得点に繋げたかったものの、敦賀気比の2年生のサウスポーエースの前に打線が続きません。
その後、8本のヒットを許し、4点を失った横手。
最終回、横手は、なんとか1点を奪おうと、代打2年生の戸澤蒼が、替わったピッチャーから意地のライト前ヒットで塁に出ます。
ただ敦賀気比に後続を断たれ試合終了。
エース佐藤が10奪三振と踏ん張ったものの、ヒットは4本に抑えられて最後まで得点を奪えず。
0対10で敗れ、甲子園での初勝利を掴むことはできませんでした。
横手からも送られた惜しみない拍手。
会場で多く聞かれたのが選手への感謝の言葉です。
「もう本当に感激です、誇りです。本当によく頑張りました。本当にありがとうございました」
「いやー素晴らしい試合だったと思います。OBなんですけど選手の全力プレーに非常に心打たれました」「お疲れさまでした。ありがとうございました」
「57年ぶりの甲子園に行けて、かなりのプレッシャーなのにしっかり最後までプレーしたことがすごかったです」「チャンスの時などに勝負強いバッターになりたいです」
家族、仲間、卒業生、地域の人たちへの感謝を胸に最後まで全力プレーを貫いた選手たち。
その志はこれからも受け継がれていきます。
※権利の関係で、映像を一部カットしています