「黒いチョウ」大分市で大量発生…その正体とは 市は注意喚起、幼虫の駆除呼びかけ
大分市で、黒いチョウのような虫の大量発生が目撃されています。その正体と、対処法を取材しました。
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昼間にヒラヒラ…黄色い帯模様が特徴
(井口記者)「大分市内の国道沿いの街路樹をよく見ると、黒いチョウのような虫が止まっているのがわかります。昔はいなかった気がします…」
(市民)「ものすごく多いですよ。今までいません。今年初めて見ました」「去年まであまり見ていない。何だろうきれいだねって言っていたら、蛾っていってたね」
実はこの虫、東南アジアを原産とする「キオビエダシャク」という外来種の蛾で、黄色い帯模様が特徴です。
「昔は大分にはいなかった」
日本では南西諸島などで生息が確認されていましたが、今年は大分市内でも大量発生が目撃されています。
市には、去年の秋に初めて情報が寄せられ、今年は6月から対処法などの問い合わせが急増しているといいます。
大分市環境政策課専門員 姫野望さん:
「昔は大分にはいなかったが、マキ科の樹木の葉っぱを食害するというのが害の一つです」
成虫に効果的な駆除方法なし
人体には害はないものの、幼虫はイヌマキといったマキ科の庭木を食い散らすという「キオビエダシャク」で、初夏から秋まで複数回、世代交代します。
成虫は昼間に活動。花の蜜を吸いますが、葉を食べることはありません。約2週間生存し、一世代は約2か月です。
市はホームページ上で注意喚起していて、被害の拡大を防ぐため、幼虫を見つけたら駆除してほしいと呼びかけています。
大分市環境政策課専門員 姫野望さん:
「成虫に対しては有効とされる効果的な駆除方法はない一方で、幼虫を見かけた際に駆除してもらう。継続的に駆除してもらうことで減らすことができる」
繁殖力が強い上、天敵が少ないため大量発生の恐れがあるキオビエダシャク。庭木に幼虫がいないかなど、防除にはこまめな観察が必要です。
