日本テレビが主催する、次世代のスター脚本家を発掘するプロジェクト「日テレ シナリオライターコンテスト2025」の受賞作が決定。2026年6月26日(金)に授賞式を行った。

同コンテストは、ドラマ制作現場で活躍するプロの脚本家や、映画・ドラマ・アニメなどのコンテンツに意欲のあるストーリーテラーの発掘を目的としたもの。今回は1,254編もの応募が集まり、そこから第一次(126編)、第二次(24編)、第三次(13編)の選考を経て、最終的に大賞1作品、佳作3作品、特別賞2作品を選出。

「日テレ シナリオライターコンテスト」事務局長の江成真二(審査委員長)は「今年は、コンテストを再開してから最も多い数のご応募をいただきました。最年少は12歳から、87歳まで幅広い世代の皆様から寄せられたさまざまなジャンルの作品を読ませて頂けたことを本当に嬉しく思います。本コンテストでは、ドラマだけではなく、映画、アニメのメンバーも審査員をしており、脚本家の皆様一人ひとりの際立った個性、思いを感じることができる作品を選ぶことができました。優秀作品を書いてくださった方には日本テレビライターズベースの一員として、ストーリーコンテンツ開発の場で活躍していただきたいと考えています。今後も継続してこのコンテストを開催していきます」と語った。

■受賞者■ ※敬称略
・大賞 1作品(賞金300万円)
村田浩子「神田家の男運と愛のあれこれ」
・佳作 3作品(賞金50万円)
諌山友美「クライミング」  久保田彬穂「さよなら観覧車」  若松穂波「Lee,stay with me」
・特別賞 2作品(賞金10万円)
早藤崇「夏空に煙は消える」 渡瀬碧「父を捨てる旅」
※大賞・佳作の作品は、コンテストの公式サイト(https://www.ntv.co.jp/writers/)で掲載予定


※写真左から) そらジロー、諌山友美氏、久保田彬穂氏、若松穂波氏、早藤崇氏、渡瀬碧氏

佐藤真知子アナウンサーが司会進行を務めるなか、見事大賞に輝いたのは、村田浩子氏の作品「神田家の男運と愛のあれこれ」。審査員は同作について「男運の悪い神田家の娘・母・祖母の三世代。娘が実家に出戻ってくるところから始まったストーリーは、家族にとっての日常を切り取った静かな話だが、キャラクターが活き活きとしており最後まで飽きさせない魅力があった。言いたいことを言い合う神田家の女性たちの軽やかな台詞回しが光った」と、受賞の決め手となった台詞回しの巧みさを絶賛。

授賞式で村田氏は「受賞自体ももちろん嬉しいですが、映像作品を手掛けられていらっしゃるプロの皆さんから講評を頂けたことが何より励みになりました。作品に出てくる主人公の祖母・希子は、私の父方の祖母がモデルです。祖父は孫の私から見ても本当に本当にどうしようもない人で、祖母は毎日のように祖父の愚痴を言っていました。そんな祖母も、祖父が亡くなった時はとても寂しそうで。若い頃の写真を飾ったり、祖父の部屋で遺品を眺めて過ごしたり、祖父との思い出を50倍くらい美化して親戚に話していた時はさすがに少し動揺しましたが、そんな祖母の姿を見て「愛って摩訶不思議だな」と思ったのがこの作品を書くキッカケになりました。主人公とその家族は色々な形の愛に雁字搦めになりながらも、支え合いながら生きています。その姿が少しでも皆さんの心を揺らすことができれば、嬉しいです」と語った。

日本テレビは、受賞者たちの今後の活躍の場を提供する育成プロジェクト【日テレライターズベース】を昨年に引き続き継続していく意向。また授賞式では、前回のコンテストで大賞を受賞し、現在は同プロジェクトでも活動している瀬戸大希氏の受賞作『モスト・ワースト・ファーストラブ』の映像化を発表した。放送日等の詳細は今後順次発表。


※写真左から) 瀬戸大希氏、江成真二審査委員長

この発表に伴い、第1回大賞受賞作であるドラマ『217円の絵』(作・神谷克麻氏)ディレクターズカット版のTVerでの期間限定配信も決定。さらに会場では、第4回となる「日テレ シナリオライターコンテスト」の開催もアナウンス。詳細な募集要項などは8月頃に公式サイトにて公開予定。

■日テレ シナリオライターコンテスト■
公式サイト https://www.ntv.co.jp/writers/
公式X @scenario_ntv
■単発ドラマ 『217円の絵』■
公式サイト https://www.ntv.co.jp/writersbase/