3月24日の欧州選手権(ユーロ2008)予選リトアニア戦に向け、フランス代表のドメネク監督が15日、メンバー23人を発表した。続く28日に行なわれる親善試合のオーストリア戦も同じメンバーで臨む。

 今回の選出にあたりドメネク監督は、ビエラ、リベリ、アンリ、サアの主力4人を故障で欠き、中盤と攻撃に「新しい血」を注ぎ込む決断を迫られた。その結果、守備的MFとして、アーセナルのアブー・ディアビとチェルシーのラサナ・ディアラ、攻撃的MFにマルセイユのサミル・ナスリ、FWにモナコのフレデリック・ピキオンヌを初の代表に選んだ。同じくFWには、リヨンのカリム・ベンゼマも選ばれた。ベンゼマは前々回のギリシャ戦にも招集されたが、ケガで辞退しており、今回が初出場のチャンスとなる。

 なお2年5ヶ月ぶりの代表復帰が注目されたダクール(インテル)のほか、トレゼゲ(ユベントス)も選からもれた。