クラシコの出場が危ぶまれてるロナウジーニョ (Photo/Kiminori Sawada)

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 レアル・マドリーとのクラシコを土曜日(10日)に控えるバルサだが、ロナウジーニョが欠場する可能性がでてきた。リバプール戦翌日の7日からクラシコに向け早くも練習を再開したバルサだが、ロナウジーニョはジムにて別メニュー。左足の筋肉に痛みを抱え続けるロナウジーニョは8日のチーム練習にも欠席した。同日、精密検査を受けた結果、筋肉の裂傷は確認されなかったとクラブ側は伝えているが、出場できるかはぎりぎりまで分からない状態だという。ロナウジーニョ自身はクラシコまでに間に合うよう理学療法による治療と練習場での特別メニューを続けていく。

 一方、カンプ・ノウでのクラシコに臨むレアル・マドリーはレジェス、ベッカムに加え、ロベルト・カルロスとカンナバーロが負傷離脱となった。バイエルン・ミュンヘン戦前の最終調整中に負傷したカンナバーロは右太腿の内転筋を痛め、10〜12日間の戦線離脱。バイエルン戦で負傷したロベルト・カルロスのケガはさらに深刻で、右足ひらめ筋を部分的に損傷し、3〜4週間の戦線離脱となった。これにより両選手のクラシコ欠場が決まった。

 チャンピオンズリーグ敗退が決まった両チーム。その直後に行われるクラシコでの勝利はヨーロッパでの傷を癒し、悪夢を忘れさせてくれることは間違いない。そういう意味では両チームにとってちょうど良いタイミングだと言えるのかもしれない。

 バルサはリーガ、国王杯の国内2冠のチャンスのために、そしてレアル・マドリーも唯一残されたタイトルであるリーガの優勝争いに踏み止まるためにも何としてでも勝ちたいはず。勝利の女神はより気持ちを切り替え、より強い気持ちで挑んだチームに微笑むことだろう。熱い戦いに期待したい。

(スペイン通信)