6日のチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦でASローマに敗れたリヨンの右サイドバック、アントニー・レベイエールが8日、気持ちを切り替えて、国内2冠をめざす意欲を「BUT!」紙に語った。

 6日の試合で、ASローマのマンシーニに巧みなドリブルで完全に抜かれ、決定的な2点目を献上したレベイエールだが、「ローマ戦はもう過去のこと。ACミランに敗れた2006年のほうがガックリきた。いまは、未来に向かわなければならない」と新たな目標を見据えている。

 その目標とは、リーグ6連覇とリーグ杯制覇(決勝は3月31日のボルドー戦)。それに向かって再スタートを切るには、次のマルセイユ戦(11日)がカギになる。レベイエールは「マルセイユ戦では存在感を示す。サポーターのために重要だ。彼らには借りがある」と意気込みを語った。

 「我々はシーズン前半、素晴らしい戦いをした。それを無駄にすることは許されない」と決意を新たにするレベイエール。2位のランスとはまだ13ポイントの差があるが、相手が好調なだけに、「勝ちを積み重ねて行くことが重要」と気を引き締めた。