レキップ紙によると、リーグ・アン、ニースのFWマラマ・バイルア(26)がクラブから罰金を命じられることになった。

 3日の対ロリアン戦で、太腿を痛めたバカリ・コネに代わって前半39分から途中出場したバイルアは、精彩を欠く動きで監督から激しい叱責を浴び、試合終了間際にベンチに下がるよう命じられた。腹を立てたバイルアは、タッチラインを出ると同時にユニフォームを脱ぎ捨てて地面に叩きつけ、そのまま控え室に走り去った。試合後バイルアは反省し、監督に謝罪している。

 当初は「選手も監督も男。サッカーに対する真剣さと興奮のあまりに起きたこと」と“お咎めなし”を決めたクラブ首脳陣だが、6日になって方針を転換、バイルアに罰金を科すことになった。

 バイルアはリーグ・アンの選手では珍しいタヒチ出身で、1998年にナントでデビュー。2001年にはシーズン後半から急成長し、ストライカーとしてナントのリーグ優勝に貢献した。2004−2005年のシーズンからニースに移籍し10得点をマークしたが、昨季は5得点(33試合)、今季は27試合中23試合に出場(うち先発15試合)し、わずか1ゴールと調子を落としている。