フランスのクラブとして唯一チャンピオンズリーグを制したマルセイユの優勝トロフィーが6日朝、何者かに盗まれたことが明らかになった。レキップ紙が報じている。

 マルセイユは1993年、バルテズ、ボリ、デサイー、デシャン、ボクシッチ、フェラーらを擁し、チャンピオンズリーグ決勝でACミランを破り、フランス初の欧州チャンピオンに輝いた。ただしその後「八百長問題」が発覚し、優勝タイトルの剥奪は免れたものの、欧州王者としてトヨタ杯に出場することは認められなかった。

 今回盗まれたのは、もちろん毎年優勝チームの手に渡る「本物」のトロフィーではなく、1993年のマルセイユに贈られた優勝トロフィーのレプリカ。マルセイユの本拠地、スタッド・ベロドロームの応接室に陳列されていた。6日朝、クラブ職員が出勤した際、紛失しているのに気づき、警察に通報した。警察は捜索を続けている。