■いくつかの方式から選べる文字入力

タッチパネルでの操作で気になるのが文字入力だ。このD800iDSには「5タッチ入力」「2タッチ入力」「手書入力」の3通りの入力方式が準備されている。「5タッチ入力」は従来の携帯電話と同じように入力できる方式なので、これまでと同じような使い方をしたいユーザーはこのモードを選ぶのがいいだろう。

「2タッチ入力」は、まずア行、カ行…といった行が表示されているのでそれから入力したい文字の行を選択、その行に含まれる文字が一覧表示されるのでその中から入力したい文字を選択する、といった入力方式である。何度もタッチしたくない人向けの入力方式である。

そして「手書入力」。これはタッチパネルに実際に文字を書いて認識させる方式だ。一画書くごとに3つの候補が表示されるので、その中から入力したい文字を選択していく。ボタン操作が不慣れな人向けの方式であるが、認識できるのはひらがなとカタカナと英字と数字のみ。漢字にするにはひらがなを手書き入力して、変換をしないといけない。また、多少認識の速度が遅いので、速く入力したいという人には不向きであろう。

●5タッチ入力

従来の携帯電話と同じように入力することが可能。

●2タッチ入力

まずはあ行、か行…といった行を選択する。画面が変わるのでその中から入力したい文字を選択する。



●手書入力

手書きした文字をD800iDSが認識して3つの候補が表示されるのでその中から選択する。

文字入力について書いたので、文字サイズについても書いておこう。メール時の文字サイズの設定は「大」「中」「小」の3通り。大きさは以下の通りだ。

文字サイズ「大」文字サイズ「中」文字サイズ「小」

■タッチパネルだからこそ楽しめる機能

ボタン操作する携帯電話じゃムリなのが、タッチパネルを利用する機能だ。このD800iDSには、タッチパネルを利用する機能がいろいろと準備されている。筆者が便利だと感じたのが「ペイント」である。これは、タッチパネルを利用して手書きできるペイントソフト。単に絵が描けるというだけでは子供が楽しめる程度の機能なのだが、描いた絵をメールで送ることができるのが便利。待ち合わせをする場合の地図をさっと描いてメールするとか、撮った写真に手書きすることもできる。メールを使ってのコミュニケーションがさらに便利になったという感じである。

このようにカンタンに地図を描くことができる。写真に手書きで文字を入れたりすることも可能。

そしてもちろんゲーム。直感で操作して右脳鍛錬ができる「ウノタン」や画面をタッチしたりスライドさせたりして楽しめる「すらいどゴルフ」、そのほか「珍さんリバーシ」など、タッチパネルだからこそ楽しめるiアプリが3つ準備されている。

「七田式トレーニング 右脳鍛錬 ウノタン」。「すらいどゴルフ」

次のページでは、D800iDSのカメラ機能を見ていこう。