富士通×NVIDIA 戦略的協業拡大を発表 - AIインフラ構築と社会課題解決を目指す
●時田氏による協業概要の説明 富士通の企業理念と90年の歴史
富士通 CEO 時田隆仁氏
●5つのキーテクノロジーと3つのマテリアリティ
時田氏は、富士通が注力する5つのキーテクノロジー領域を説明。それは、コンピューティング、ネットワーク、AI、データセキュリティ、そして複数分野を融合したコンバージングテクノロジーである。これらの技術をベースに、経営上の重要課題である3つのマテリアリティ―「「Planet(地球環境問題の解決)」「Prosperity(デジタル社会の発展)」「People(人々のウェルビーイング)」に取り組んでいると強調した。
●AI進化の課題とインフラの必要性
生成AIの飛躍的な進化により、これまで不可能だった予測やシミュレーションが可能になり、自然災害や環境問題といった深刻な課題解決に一歩近づいたと時田氏は指摘した。しかし、労働人口の減少やエネルギー問題など、まだ多くの課題が残されている。AIの進化は学習データ量とハードウェアの処理能力に大きく依存しており、AIを本格的に企業や社会で実装していくためには、それを支える十分な処理能力と機能を持つAIインフラストラクチャーが不可欠だと述べた。
●協業の3つの軸
今回の協業は、以下の3つを軸に進められる。
1. 自律的に進化するAIプラットフォーム:
富士通のサービスプラットフォーム「Fujitsu Kozuchi(富士通コズチ)」にNVIDIAの技術を組み合わせ、AIエージェントやAIモデルが自律的に進化する自立型AIインフラストラクチャーを構築する。
2. 次世代コンピューティング基盤:
富士通の高性能・省電力CPUである「FUJITSU-MONAKA(富士通モナカ)」シリーズと、NVIDIAが持つ高性能AI学習処理を実現するGPU(画像処理装置)を組み合わせる。シリコンレベルから共同で最適なインフラ開発を行い、データセンター規模の演算性能を実現する次世代AIコンピューティング基盤を目指す。
