トランプ氏とハリス氏、最後の週末は激戦州ノースカロライナで集会…最新の世論調査では互角に
【ガストニア(米ノースカロライナ州)=阿部真司、ワシントン=池田慶太】5日投開票の米大統領選で、共和党のトランプ前大統領と民主党のハリス副大統領は2日、選挙戦最後の週末を迎えて激戦州・ノースカロライナ州で集会を開いた。
最新の世論調査では互角の激戦となっており、両陣営とも追い込みを図った。
同州は2020年前回選でトランプ氏が僅差で勝利した。トランプ氏は集会で「皆の協力があれば愛する国を取り戻すことができる。我々は戦う」と訴え、「5日は我が国の歴史で最も重要な日になる。米国を再び偉大にする」と締めくくった。不動産業を営むパーリー・リチャードソンさん(63)は「この国に必要なのは政治家ではない。ビジネスマンだ」と強調した。
ハリス氏は集会で、「あなた方の生活をより良くする方法を考えていない。ますます不安定になり、復讐(ふくしゅう)に執着し、不安に取り付かれている」とトランプ氏を批判した。その後ニューヨークに移動し、テレビのコメディー番組に出演した。自身の物まねをする役者と寸劇を演じ、有権者に親しみやすさをアピールした。