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『ベイビー・ドライバー』(2017)や「TOKYO VICE」のアンセル・エルゴートが、サバイバル・スリラー映画『Faster Than Horses(原題)』で主演を務めることが分かった。などが報じている。

実話とジャーナリストのハンプトン・サイズによる記事から着想を得た本作は、サハラマラソンで栄光への復活を試みる、かつてのオリンピック・ランナーを描くもの。サハラ砂漠を約250キロ、7日間かけて走破する「世界で最も過酷なマラソン」で、破壊的な砂嵐がレースを襲い、砂漠に迷い込んでしまったランナーは、10日間にわたる生き残りをかけた闘いに巻き込まれていく。

監督を務めるジェイムス・エルスキンは、伝説のフィギュアスケート金メダリストの闘いを描いた『氷上の王、ジョン・カリー』(2018)や、ジャズシンガー、ビリー・ホリデイの人生を辿った『BILLIE ビリー』(2019)など、ドキュメンタリー作品を数々輩出してきた映画作家。兄弟ユニットとして活動するマイケル・ムール、クリス・ムールとともに共同脚本も担う。

エルスキンは「初めてこの話を聞いたときから魅力を感じており、今回スクリーンにお届けできることにドキドキしています」とコメント。本作を「地球上で最もドラマチックな風景を背景とした、闘争と救済の力強い物語」と称しており、ドキュメンタリーで培ってきた手腕に期待がかかる。

また、英国登山家最年少のエベレスト登頂を達成した冒険家で作家のベア・グリルスがプロデューサーに就任し、「何年も前からこの話を知っていました。それを実現させるチームの一員になれて、とてもわくわくしています」と抱負。「アンセルが描く、肉体的にも精神的にも生き延びるために不可能と闘う男の姿は、観客の心つかむでしょう。びっくりするような物語です」と見どころにも言及している。

現在プリプロダクション中。アメリカン・フィルム・マーケット(2024年11月5日-10日)にて世界中のバイヤーに向けたプレゼンテーションを予定している。

エルゴートは『ウエスト・サイド・ストーリー』(2021)では見事な歌とダンスを披露したほか、「TOKYO VICE」では流暢な日本語で話し、その多才ぶりで知られている。『Faster Than Horses』でも秀でた身体能力を活かして、極限に挑む姿を見ることができそうだ。

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