ついに支持率が10%台に下落…韓国ユン・ソンニョル大統領、20代〜50代は10人中1人も支持していない
韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領の支持率が、ついに20%を切った。ユン・ソンニョル大統領の支持率が10%台に落ち込んだのは、今回が初めてだ。
韓国ギャラップが10月29日から31日まで、全国の満18歳以上の1005人を対象に調査した結果、ユン大統領の職務遂行に対する肯定的な評価は19%にとどまった。前週の調査より1%ポイント下がり、就任後の最低値であり、初めて10%台となった。
否定的な評価は2%上昇の72%で、こちらも就任後最高値だ。肯定的評価の最低値、否定的評価の最高値を同時に更新したことになる。
詳細な指標も深刻な状況を示している。
特に「保守地域」とされるTK地域(大邱市と慶尚北道)でのユン大統領の肯定的評価は18%にとどまった。これは全国平均(19%)を下回り、歴代保守政権の中でも異例の現象といえる。TK地域での否定的評価は69%に達した。
年齢別で見ても、肯定的評価が優勢だった70歳以上も含め、全年齢層で否定的評価が上回っている。60代では肯定的評価が24%(否定的評価66%)にとどまり、70歳以上でも否定的評価が47%で、肯定的評価(41%)を上回った。
20代(18〜29歳)から50代までの肯定的評価は5%以下だ。20代〜50代では10人中、1人もユン大統領を支持していない水準となっている。
なぜこれほどまでに支持率が低下しているのか。否定的評価の理由としては「キム・ゴンヒ夫人問題」(17%)が最も多く挙げられた。
他にも「経済/民生/物価」(14%)、「全般的に誤りがある」「意思疎通の不足」(各7%)、「外交」「医大定員拡大」(各5%)、「独断的/一方的」(4%)、「不正腐敗」「統合・協力不足」「経験・資質不足/無能」(各3%)が続いた。「キム・ゴンヒ夫人問題」は3週連続で否定的評価の最上位となった。
なお今回の調査は、移動通信3社が提供する無線電話仮想番号を用いた電話面接調査で実施された。標本誤差95%、信頼水準±3.1%。応答率は11.1%だった。
(文=サーチコリアニュース編集部O)