DeNA・ジャクソン 第1戦の雪辱7回零封 古巣ドジャース世界一に刺激
◇SMBC日本シリーズ2024第5戦 DeNA7−0ソフトバンク(2024年10月31日 みずほペイペイD)
会心の投球でDeNAの日本一王手への道を切り開いた。前日のケイに続き、ジャクソンが7回、108球を投じて3安打無失点で日本シリーズ初勝利。同シリーズ史上初の異なる外国人投手による2試合連続の白星に「集中して入れた。全てのことが凄く良かった」と自画自賛した。
来日初の中4日でやり返した。10月26日の第1戦は4回2/3を2失点で敗戦投手。この日はストライクゾーンで勝負し初回は笹川、柳田、栗原を3者連続三振に斬った。チームとして日本シリーズ2試合連続完封はセ・リーグでは53年の巨人以来、71年ぶり。助っ人右腕が流れをつくった。
試合前には21年から2年半在籍した古巣ドジャースの世界一を見届け「多くの旧友が在籍していて連絡を取り合っている。素晴らしいゲームだったね」と刺激を受け快投。あと1勝で、かつての同僚らと同じ頂点に立つ。(花里 雄太)
≪異なる投手では初 同一球団外国人2戦連続勝利≫ジャクソン(D)が第4戦のケイに続く勝利。シリーズで同一球団の外国人の2試合連続勝利は64年第6、7戦でスタンカ(南海)、16年第5、6戦でバース(日)が連勝して以来3度目で異なる投手は初。またシリーズの2試合連続完封は99年第3、4戦のダイエー以来7度目。セでは51年第1、2戦と53年第4、5戦の巨人以来71年ぶり3度目。第3戦の2回から継続中の26イニング連続無失点は58年第5〜7戦の西鉄に並ぶ1シリーズの最多連続無失点記録になった。