北朝鮮が30日、ICBM(大陸間弾道ミサイル)を発射したことを受けて、31日夜、日米韓の外相が電話会談を行い、「関連する国連安保理決議に違反するものだ」として強く非難するとともに「地域の安全保障にとって重大かつ差し迫った脅威であり、国際社会に対する明白かつ深刻な挑戦である」と批判した。

日米韓の外相は共同声明を発表し、北朝鮮が憲法で韓国を敵対国として新たに定義したことに続けて、ミサイルが発射されたことを重視し、日本とアメリカは、朝鮮半島が、自由で平和的に統一されることへの支持を表明した。

その上で、北朝鮮に対し、直ちに対話への復帰を強く求め、対話を通じてのみ朝鮮半島における恒久的な平和を達成できると強調した。

また、北朝鮮がウクライナ侵攻を続けるロシアに対し、継続的な違法な武器移転、部隊を派兵するなど、軍事協力を深めていることについて「最も強い言葉で非難する」と声明に明記した。