今季2試合目の先発出場を果たした遠藤。(C)Getty Images

写真拡大

 現地10月30日、カラバオカップの4回戦で三笘薫を擁するブライトンと遠藤航が所属するリバプールが前者のホームで激突した。

 遠藤が今季2試合目の先発を果たしたリバプールは、序盤から押し込む時間が続く。7分には、前線でプレスをかけてボールを奪うと、遠藤がガクポにスルーパスを狙ったが、わずかに合わない。

 一方、三笘がベンチスタートなったブライトンは13分、アディングラのポストプレーからランプテイが決定機を迎えるも、GKヤロシュにセーブされる。

 その後は一進一退の攻防が続いたなか、リバプールは32分、左サイドを上がってきたロバートソンのマイナスの折り返しにソボスライがダイレクトで合わせるも、GKスティールに防がれる。こぼれ球にディアスが詰めたが、決め切れなかった。このままスコアレスで前半を終える。
【動画】右足一閃! ブライトン戦で決めたガクポのゴラッソ
 後半に入ってリバプールは46分に先制点を挙げる。左サイドでボールを受けたガクポがドリブルで中に切り込んで右足を一閃。強烈な一撃をゴール右に突き刺した。

 ビハインドを負ったホームチームはその2分後、右サイドを突破したランプテイのクロスからアディングラがヘディングシュートを放つも、GKヤロシュに左手一本でセーブされた。

 63分、リバプールは敵陣でボールを奪ったガクポがそのままゴール前に持ち上がると、右足の鋭いシュートでニアサイドを撃ち抜き追加点を奪う。その直後に遠藤は交代となった。

 反撃に出たいブライトンは75分に三笘を投入。その三笘が交代直後にいきなり左サイドを突破してクロスを上げるも、相手にブロックされる。それでも81分にファーガソンのシュートのこぼれ球をアディングラが押し込んで、ホームチームが1点差に詰め寄る。

 リバプールはその4分後、敵陣ボックス内でボールを奪ったディアスが巧みな個人技から相手の股を抜くシュートでネットを揺らして3−1とした。

 ブライトンも90分、敵陣ボックス手前で相手のクリアを拾ったランプテイのシュートが相手に当たってゴールに吸い込まれ、再び1点差に詰め寄る。しかし、反撃はここまでだった。

 3−2で接戦を制したリバプールが8強入りを果たした。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部