国連・夫婦別姓の導入を勧告!小西克哉「やってこなかったのは自民党のせい」
野村邦丸アナウンサーがパーソナリティを務めるラジオ番組『くにまる食堂』(文化放送・月曜日~金曜日9~13時)10月30日の放送は、国連が選択的夫婦別姓を導入するよう勧告したニュースを取り上げ、国際ジャーナリストの小西克哉氏が出演し、自身の意見を述べた。
野村邦丸(パーソナリティ)「国連の女性差別撤廃委員会が選択的夫婦別姓を導入するよう勧告しました。今回で4回目の勧告です。何もやってないじゃないかと国連もカチンときてる」
小西克哉「非常に丁寧な言葉づかいで、“ふざけるなよ”と言ってますよね。国連はものすごく慎重な言い回しをするんですよね。英語の表現を見ると、言葉遣い的にいらだちを感じるのですが、日本語にすると怒りが伝わらないんですよね」
邦丸「これだけ言われているのに、自民党はなんでやらないの?」
小西「野党は参政党以外、一致してるんですよね。自民党はやるともやらないとも言わない微妙な立場ですよね。印象的なのは、自民党総裁選の時、岸田文雄氏がTVで質問されて、賛成はしなかった。あれがきれいに示してますよね」
邦丸「20年以上前から国連は勧告してるんですよね?」
小西「理由は色々あると思いますが、1つは表立って争点にならないこと。メディアも積極的に取り上げてこなかった。日本の失われた30年の社会政策の欠如につながると思います。自民党は積極的なことは、してこなかったんですよね。日本は差別撤廃条約には、かなり昔に署名してるわけです。批准もしてます。義務があるわけですよ」
邦丸「やらなきゃいけないわけですね」
小西「国際法と国内法が矛盾した場合、国によって違うのですが、日本は、国際法の約束を授受すると言ってきてるんです。これは、確実に自民党のせいですよ。約束が違うじゃないかという話ですから」