スポルティングCPのアモリム監督 photo/Getty Images

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INEOSのジム・ラトクリフ会長がマンチェスター・ユナイテッドの共同オーナーとなって以来、プレミアリーグの名門は選手の補強をはじめ様々な話題を提供してきた。直近でも、サー・アレックス・ファーガソン氏のアンバサダー解任が電撃的に発表されたが、今度はエリック・テン・ハーグ監督のシーズン途中解任が発表され、後任候補の人選に様々な憶測が呼んでいる。

テン・ハーグの解任後、ルート・ファン・ニステルローイが暫定監督に就任しているが、後任監督が新たに就くという見方が強い。マンUが現在最有力候補の一人として見られているスポルティングCPのルベン・アモリム監督の放出条項の発動をめぐる話し合いを速やかに開始したと『Daily Mail』は伝えた。

アモリムはスポルティングCPで監督を務めた4シーズンでポルトガル国内のリーグ戦とカップ戦を合わせて5つのタイトルを獲得し、スポルティングCPを黄金期に導いてきた。39歳の若さも相まって監督の獲得を目論んでいるチームにとって人気銘柄の一人となっている。

ポルトガルの『A Bola』によると、アモリムがポルトガル国内の他クラブに移籍する際の放出条項は2500万ポンドで、海外のクラブでは1,700万ポンドにまで下がるようだ。加えて、レアル・マドリードをはじめとするビッグクラブへの放出には更に下がると見られており、マンUとの交渉は850万ポンドから始まっていると報じられた。

昨季はマンチェスターダービーを制してのFAカップを獲得したマンUだったが、リーグ戦は8位に終わっており、今季も第9節終了時点で、14位と名門らしからぬ順位に留まっている。この現状を打破するためにも早急に後任監督を据えて、立て直しを図りたいところだ。