川宗則

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 元メジャーリーガーでBCリーグ、栃木ゴールデンブレーブスの川粼宗則が27日配信の「ABEMAスポーツタイム」(日曜・後10時)に出演。ワールドシリーズ(WS)2戦を終えた感想を語った。

 ドジャースがヤンキースに2連勝。これに関しては「ヤンキースも状態は悪くない。それ以上にドジャースの選手たちが調子のピークをここに持ってきた」とド軍が絶好調なことが結果に表れていると力説した。「みんながいい。ピッチャー、野手、みんながこの2試合いい。(シーズン)162試合を戦ってきて今が(チーム状態が)一番いい」と言い切った。

 WS第2戦で先発登板した山本由伸は6回1/3を1安打投球。「(開始直後に)98マイル(157・7キロ)の真っすぐが入った。彼が最速を見せたことでヤンキース(打線)がまたやられるかも、と思った。ボール球でしたけど気持ちが伝わった」。ジャッジから2三振を奪うなど快投したポイントは最初の1球目だと指摘した。

 一方、左肩を亜脱臼した大谷については、「(盗塁を試みた際の)タイミングが悪かった。スピードに乗り切れない。翔平さんにしては珍しい」と分析。第3戦目出場の可否については、「監督は出したいですよ、翔平さんも出たい。でもメジャーの仕組みってトレーナーが一番上。トレーナーがいて、監督、選手。監督はトレーナーからの100%のOKが出ないと翔平さんを使えないんですよ」とMLBの事情を説明。さらに一般的にプロ野球選手が左肩を亜脱臼した場合、「(患部に)水がたまる。一週間はプレーできないですよ。水が溜まって引くのを待たないといけない」とした上で「いろんなことをドジャースの上の人が考えていると思う」と自身の経験を踏まえて見解を語った。