SNSで物議を醸したビラ配り(右は晴美本人のXより)

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 投開票が10月27日に迫る衆議院議員選挙。どの候補者も一層闘志を燃え立たせている一方で、東京26区で出馬している田淵正文氏(66・無所属)の選挙スタッフ女性らに注目が集まっている。SNS上では、ヒップが半分はみ出しているような超ミニスカートのスタッフ女性の写真が相次いで拡散され、物議を醸しているのだ。本人たちに服装の狙いを聞くと、驚くような回答が返ってきた--。【前後編の後編。前編から読む

【写真】物議を醸したスタッフ女性の「半ケツ」写真。ホットパンツ姿の女性が街宣カーの上に乗る“異様な光景”

 10月25日の夕方18時ごろ、中目黒駅近くに止まった選挙カーには、メガネをかけた真面目そうな男性と、3人の若い女性が上っていた。女性の1人は網タイツにホットパンツの装いで、街宣カーの下から写真を撮ろうとする男性有権者の姿もあった。

 演説が終わったあと、女性スタッフの服装について聞くと、「服装なんていうのは、それぞれの判断で着てきたということですね」「我々の若い頃、バブルのときは、あんなの当たり前だった。それを常識とすると、そんなに騒がれるのかと」と平然と答えた田淵氏。その後、選挙カーに上がっていた女性2人にも話を聞いた。

 網タイツにホットパンツという装いの女性は、セクシー女優の花芽ありすだ。選挙カーに上がっていた女性・A子さんとともに、充実した表情で話した。
──女性スタッフの露出が多すぎると話題になっています。

A子「先生の指示ではない、ということは伝わってほしいですね。完全に自主性なんで」

花芽「普段からこういう格好しているので、普段の格好してたらバズっちゃった感じです。私、セクシー女優やってるんで、シンプルに露出の多い服装が好きなんです」

──どういう経緯でスタッフになったんですか?

A子「普通に(共通の)友達がいるんですよ。その友達に、仕事でお世話になってて、呼んでもらったんです」

──田淵さんのどういう政策に共感しているんですか?

花芽「いろいろ体の中を見ているお医者さんなので、いつも“開発”されてるんじゃないかなとか。私もぜひ“開発”してほしいなって思いです。私のを見てもらいたいですね」

A子「それ、サイコー!」

──田淵さんの人柄は?

A子「めっちゃ優しいですね。グラビアの子がいるからニヤニヤするとか全然ない。めっちゃ紳士ですよ」

──選挙活動中に男性から声をかけられることはありますか?

花芽「それはありますね。ずっと撮ってくる人とか、ナンパしてくる人もいます。でも意外とクレームはありません。私たち、真面目にやってるだけなんで」

──写真などがSNSで拡散されることについては?

花芽「バズっていることは良いと思います。男性の支持者も増えると思いますし、そうやって先生の評価を上げられるなら」

 ふたりは楽しそうに話すと、次の街宣場所に移動していった。

 あくまで田淵氏が指示したわけではなく、知人を介して集められた女性スタッフたちが自主的に露出度の高い服装を選んだだけだという。このバズり方が、選挙という場においては吉と出るか、凶と出るか──。

(了。前編から読む)