日本一は4勝3敗でDeNA 高木豊氏の注目は打線の周期「必ずバイオリズムのような波があるもの」
4勝3敗でDeNAが制するとみる。
一番、重要と考えるのは打線の周期だ。シーズンでDeNAに16勝8敗(1分け)と大きく勝ち越した巨人がCSで敗退したのは、ペナント終了から2週間空いたため、打線の調子を上げることができなかったのが最大の要因だった。
DeNAは阪神との第1ステージ(S)がピークで、巨人との最終Sでは少し下降した。打線には必ずバイオリズムのような波があるもので、日本Sでは再び上昇してくる気がする。
一方のソフトバンクは、日本ハムとの戦いで最高と言っていい素晴らしい状態だった。今回のブランクは1週間と巨人よりは短いが、あれほど調子がいいと、その好調さを維持するのはかなり難しい。落ちるしかない周期に思える。
柳田の復活はソフトバンクにとって大きな要素ではあるが、DeNAは東が戻ってくる。そして山本も登録された。2人の復帰は、チームに追い風になる。間違いなく好シリーズになるだろうが、最後に笑うのはDeNAとみる。(スポーツ報知評論家・高木 豊)