スポニチ

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 5球団競合の末に明大の宗山塁内野手(4年=広陵)の交渉権を獲得した楽天の三木肇(47)は、宗山に対する大きな期待を語った。主な一問一答は以下の通り。

 ――5球団競合で引き当てた。

 「うれしいのひと言ですね。あそこにいくまでの流れ、いろんな思いがあったので、本当に引いてくれてありがたく思います」

 ――球団社長が引いた。

 「全員の思いを託して、社長が行ってくれるっというので託しました」

 

 ――競合覚悟だった?

 「僕自身の意見もありますけど、スカウト、球団のみなさんのいろんな思いがあって、今年のナンバー1野手をぜひ獲得したいという思いが通じたかと思う」

 ――どんな選手?

 「ひと言で素晴らしいポテンシャルのある、可能性も秘めた選手。今の段階で素晴らしいショートだと思う」

 ――来季開幕は?

 「むちゃくちゃ期待しています。ぜひ東北のみなさんにいいプレー、プロ野球ファンにいいプレーを。またチームを代表する選手、球界を背負う選手を目指してほしい。今いる選手と競争してチームの力が上がるように、宗山選手の力が必要になる。ぜひ来て、大きな選手になってほしい」

 ――ポジションは?

 「ショートというところでの宗山選手だと思う。一流のショートを目指して欲しい」

 ――緊張感は?

 「(ドラフトは)3回目なんですよ。小深田のときと、石井さんが早川を引いたときと。今回もイメージは沸いてましたが、凄い緊張感で。小深田のときはコロナで部屋が分かれていたけど、今回はお客さんの前で何とも言えない雰囲気の中で社長がよく引いてくれたと思う。緊張しました」

 ――1位は?

 「迷わず、100%宗山で。100%以上ですね。間違いなくあの選手でという思いが通じたと思う。今年の一番いい野手をということで進んできて、こうなって本当によかった」

 ――最も評価する点は?

 「5球団の指名がかかる、それだけ評価されてるということが素晴らしいこと。野球の細かい部分で素晴らしいところが見え隠れしてくると思うので、いろんなことにも対応できる能力の持ち主だと思う。イメージと映像を拝見して、動き、打撃、守備、いろんな面を含めて高いレベルでのプレーが素晴らしい」

 ――スター性もある。

 「5球団から指名がかかっている時点で、スケールが大きく、間違いなく素晴らしい選手。2024年でナンバー1野手、ナンバー1プレーヤーといっていい。そこで指名して(交渉)権利を得たのはうれしく思う」

 ――二遊間には小深田、村林がいる。そこと争って?

 「もちろんですね。この世界は競争の世界。今の選手としっかり競って、切磋琢磨して、お互いに高め合って、チームがそこに比例して強くなっていくのが大事」

 ――1軍キャンプで見たい?

 「現状、状況がある。宗山君のコンディションも含め、宗山君にとって一番いい形を考えて判断したい」

 ――どんな風を期待?

 「フレッシュに、ショートは守備の要にもなるので、いろんなものを背負いながら日々進んでいくと思う。まず、うちの選手はみんないいヤツばっかりなんで、仲良しグループではなく、競争しながら。来てくれたらさらにチームの力になる。今年のナンバー1の選手がきてくれることが新しい風だと思う。いろんな効果をもらたしてほしい」」