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2014年中国当局に逮捕された後、中国メディアから消えていた元中国中央テレビ(CCTV)の有名キャスター、芮成綱氏が最近ユーチューブ(YouTube)チャンネルを開設して自身を巡る各種デマについて説明した。

22日、香港明報などによると、芮氏は前日ユーチューブに「芮成綱が戻ってきた」というタイトルの短い動画を投稿した。芮氏はCCTVの代表経済ニュースと番組の進行を担当してスターキャスターとしての地位を確立したが、2014年7月に当局に逮捕された後、忽然と姿を消した。

芮氏の所在を巡って推測が飛び交う中で、芮氏が贈収賄やスパイ容疑などで逮捕されたことが一歩遅れて伝えられた。芮氏は調査の過程で、元統一戦線工作部長である令計画氏の妻、谷麗萍ら20人の高位幹部夫人と内縁関係を結んだといううわさが流れて「公共の情夫」と呼ばれていた。

芮氏は贈収賄容疑で懲役6年刑を宣告され、2015年8月から2020年12月まで収監生活をしたという。

芮氏は動画を通じて「話したいことは多い」とし「人生で最も充実した時期に6年半の間自由がなかった」と話した。また、香港不動産会社に勤務中だといううわさとスパイだったといううわさ、獄中死したといううわさ、各種スキャンダルなどはすべて根拠のないフェイクニュースだと主張した。

芮氏は現在どこでに滞在しているのかは明らかにしなかったが、中国がユーチューブを禁止している点から推測して中国ではない他の地域に居住していると推定される。「もともと引退して静かに暮らそうと思っていたが、私を応援してくれるファンから大きな力をもらった」とし、ユーチューブを開設した背景を説明した。