1G1Aの活躍を見せたサラー。(C)Getty Images

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 現地時間10月20日に開催されたプレミアリーグ第8節で、首位のリバプールは本拠地アンフィールドで6位のチェルシーと対戦。体調不良のため直近の日本代表戦を欠場した遠藤航は、ベンチ入りするも出番なしに終わったなか、2−1で難敵を下した。

 スコアを動かしたのは29分。モハメド・サラーがきっちりPKを成功させ、幸先良く先制点を奪った。ただ、後半開始直後の48分にニコラス・ジャクソンに同点弾を浴びたが、その3分後にサラーの絶妙なクロスからカーティス・ジョーンズが勝ち越し点を挙げ、そのままタイムアップを迎えた。

 クラブ公式サイトによれば、アルネ・スロット監督は試合後、「もちろん結果には満足している。理想の世界では、私たちは完全に相手を上回っていただろう。でも間違いなくそうではなかった。私の考えでは、対等な試合だった。失点しないようにハードワークしなければならない局面もあったが、それができたことも非常に喜ばしい」と語った。

 名将ユルゲン・クロップの後任として、今季からリバプールを率いる指揮官は、ビッグマッチでの勝利に手応えを示す一方で、「確か金曜の会見だと思うが、私は『今週だけで判断するのではなく、6試合、7試合、8試合と重ねてから判断してほしい』と言った。水曜はライプツィヒ戦、日曜はアーセナル戦、その後はブライトンとの連戦、レバークーゼン戦、アストン・ビラ戦だ」と主張。強度の高い過密日程に触れ、さらにこう伝えた。
【動画】サラーがプレミア通算162ゴール目!チェルシー戦で先制弾
「チャンピオンズリーグとプレミアリーグという、最もハードな試合を3日おきに戦うのは我々とって最大の試練だ。(マンチェスター・)シティとアーセナルがこなしてきたことでもある。2年前の私たち、そして昨シーズンの(マンチェスター・)ユナイテッドとニューカッスルにとって、いかに困難だったか見ただろう。それは、自分たちが今の位置に留まれるのか、あるいはどの位置にいるのかを確認するための試練だと思う」

 新体制のリバプールは首位の座を堅持し、シティの連覇を4で止められるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部