ド軍・ロバーツ監督 大谷翔平に厳しい口調で苦言呈す「言い訳はできない」第6戦は「ブルペンデー」を示唆

写真拡大 (全2枚)


ロバーツ監督(c)SANKEI

<2024年10月18日(日本時間19日)ニューヨーク・メッツ 対 ロサンゼルス・ドジャース @シティ・フィールド>

【動画】大谷翔平は道具も異次元だった!元メジャーリーガーが驚愕スペックを熱弁

ワールドシリーズ出場に王手をかけていたドジャースは敵地でメッツに大敗し、対戦成績が3勝2敗となった。

先発フラハティが3回までに8失点する厳しい展開となり、小刻みに得点して追い上げたが逃げ切りを許した。

「1番・DH」で先発出場した大谷翔平投手(30)は、4打数2安打とマルチ安打をマーク。試合後ロバーツ監督は初回の大谷の走塁について言及した。

大谷は初回、相手先発左腕ピーターソンから134キロのスライダーを中前に弾き返して出塁すると、続くベッツの右翼への当たりで三塁へ進んだ。無死二・三塁の絶好の先制機。問題のプレーはここで起こる。

この場面、メッツ内野陣はバックホーム体制ではなく、1点はOKという後ろに下がったシフトを敷いた。

そして3番に入ったT・ヘルナンデスの打球は後ろに守っていた遊撃へ飛んだ。野手の正面をつく鋭い当たりではあったが、セオリーでは三塁走者はホームへスタートをするところ。しかし大谷は動かなかった。

「打球が内野中央に飛んだあの状況ならショーヘイは走らないといけない。でも止まってしまった。言い訳はできない」。ロバーツ監督は珍しく厳しい口調で大谷のプレーについて苦言を呈した。

この回、結局無得点に終わったドジャースはその裏、先発フラハティがメッツの主砲アロンゾに先制3ランを打たれ、主導権を握られた。

3回にはさらに5失点と、大量得点差を追いかける展開が続き大敗を喫した。

ロバーツ監督は「1回に1点リードできたところで、相手に防がれる形となり相手に少し流れが行ってしまったと思う」と分析。先制点を奪える場面で奪えなかったことを敗因の一つに挙げた。

ただ、第6戦を見据えてこの日は3投手の起用にとどめ、ブルペン陣を温存することができた。先発投手が足りない中、ロバーツ監督は第6戦の「ブルペンデー」を示唆。

ワールドシリーズ出場決定は、本拠地へ戻って行われる20日(日本時間21日)の第6戦以降に持ち越しとなったが、奇策ははまるのか。第2戦のブルペンデーは2回までにブレージャーとナックで6点を失い試合にも敗れている。

ドジャースファンは、8投手の無失点リレーで快勝したパドレスとの地区シリーズ第4戦の再現を期待したいところだが。

さて、第7戦までもつれ込むと第3戦で好投したビューラーが中4日で先発することが濃厚で、山本の登板の見通しは低い状況だ。


テレ東リアライブ編集部

大谷翔平 ペラペラ英語スピーチ!会見でも全米に衝撃!?

ロバーツ監督「打席に5回立って欲しい。打順を変えることはあまり考えていない」

38歳・ダルビッシュ有 さらなる進化を目指す「ほぼ死ぬ間近なので。なるべくもがきたい」