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 「SOPHIA」松岡充(53)が18日放送のTOKYO FM「JUMP UP MELODIES」(金曜後1・00)にゲスト出演。赤字でもやりたいライブについて語った。

 原点に戻り、デビュー当時「3090円」だったチケット料金でライブツアーをしたという「SOPHIA」。松岡は「そうなると予算がないので、僕らが頑張らないといけないわけですよ、自分たちで。スタッフさんにやってもらわないんで、運んだりとか衣装とか。全部自分たちでやってみようってなって」と振り返った。

 SOPHIA30周年リリース第一弾として23日に新アルバム「Boys and」をリリース。95年のデビューアルバム「BOYS」をオマージュしたものになっており、「最初のアルバムをもう一回出して、楽しんで味わってる感じ。それが良かったんだっていう」と松岡氏。「売れて、みんなにちやほやされて、身の回りも全部やってもらって、送り迎えしてもらってじゃなくて、自分たちでやろうぜって楽器持って集まったバンドをもう一回やれれば、どんなステージに行ったって楽しいでしょ。原点がなくなったら全部できなくなっちゃうよってことを」と原点回帰について熱く語った。

 また、「ビジネスとかお金もうけじゃなくて、有名になりたいとかそういうんじゃなくて、売れたいとかじゃなくて」と続け、その例として「今月ライブやるんですけど、横浜でフルオーケストラと翌日はバンドだけのツータイトルでやる」ことを明かした。「こんなのクソ赤字ですから。それを自分たちで金払ってやるっていう感じ」と笑い飛ばした。

 「大阪ではやったんですよ。でも、関東でやってなかったんで、フルオーケストラにお願いして、頼み込んで、やるっていう」と説明。「メンバー5人でやるのと、メンバーが35人でいるので、金がかかってしょうがないんですけど、でもやりますって。やりたいことだから」と苦笑いしつつも、「あと何回ステージに立てるんだって思うとね」と胸を張った。

 とはいえ、パーソナリティーの鈴木おさむ氏からイジられると、「超赤字ですよ」と声を張り上げた。「フルオーケストラに来てもらって乗っかるわけじゃなくて、何カ月もかけて、フルコーラスアレンジを作ったんですよ、一から。曲を分解して」とその裏側を明かしていた。